気がつけば、何刻の頃からかわたくしの想念はこの亜細亜の片隅で旅を続けていたような気がします。
彷徨の中、わたくしは幾つかのものを手にしました。
それらは取るに足らないようなくだらないものかも知れません。
しかしわたくしにとってはなにものにも代え難くいとおしいものどもです。
わたくしの愛すべきがらくた達が此処には詰まっています。
これらはわたくしのこれまで歩んできた記憶であり、またこれからの道標でもあることでしょう。
そして願わくば、何刻の日にかこれらが貴方の創造の種子となりますことを。
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