主の平和
『深川愛の園』は「すべての人は神様の姿で創造された大切な存在である」という神様の大きな愛と恵みを源として、「安らぎと潤いのある家庭を、一緒に築くこと」を目指しています。この『深川愛の園』と牧師である私がつながったのは、2010年4月、日本聖公会東京教区より、この聖救主教会と社会福祉法人聖救主福祉会の司祭(チャプレン)として派遣されたからです。私の名前を通してお分かりかと思いますが、私は韓国人です。韓国人である私が日本聖公会東京教区で働くのは、世界の聖公会が神の愛によってつながっているからです。
「聖公会」は、世界160ヵ国に広がっているキリスト教会です。日本での聖公会は、北海道から沖縄に至る11の教区があり、約300の教会・礼拝堂・伝道所に遣わされ、約3万5千人の信徒が信仰を守っています。
特に、日本聖公会は社会との関わりを通して、キリストの愛を伝えることを大切にしています。聖公会に関係する教育事業、諸事業として、立教大学や桃山学院大学を始めとする11の学校法人が運営する大学・高等学校・中学校・小学校、また、専門学校・国際学校があります。約150の幼稚園、保育園は教会に隣接し、キリストの信仰のもとに運営されています。医療福祉としては聖路加国際病院が代表的ですが、他にも大小合わせて5つの病院があります。高齢者福祉事業においても、群馬県榛名の新生会や、千葉県の九十九里ホーム、和歌山県の神愛会などを始めとして、多くの社会福祉法人があり、この中の一つが『社会福祉法人聖救主福祉会』です。そして『社会福祉法人聖救主福祉会』には『深川愛の園』、『善福寺愛の園』、『まこと保育園』があり、神様のみ守りと世界中の仲間の支え合いによって、こどもからお年寄まですべての人が、平和に楽しい日々を過ごせることを目指しているのです。
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