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普通の部屋。出来てからそれ程たっていないらしく、清潔

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一人で過ごすには十分な広さ

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ホテルの夜景。就寝前に、部屋の窓から

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二度寝の後、噴水の音で起きたらイルカだった。シュールなオブジェだ

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客がいないのに、全部のイルカから勢いよく水が噴出している。恐るべしベストウェスタンである

2. ベストウェスタン

空港からタクシーで、バンタオビーチにあるベストウェスタン・バンタオビーチホテルに向かう。アメリカ系の普通のリゾートホテルで、確か1泊1800バーツ位だったと思う。到着が21時位だったこともあってか、フロント、ロビー、ガーデンとも閑散としていた。

ホテルは、バンタオビーチの南のはずれにあり、有名なラグーナ地区からは、やや離れている。ビーチもこのホテルと数軒のコテージの客、あとは地元の漁師がいる程度で、物売りすらいない。ビーチとプールでのんびりするにはうってつけだが、アクティビティ設備が殆どないので、ラグーナ地区またはパトン方面まで出ないと何もない。子供連れで、子供をプールで安心して遊ばせられ、パトンなどの教育上よろしくない光景を子供には見せずに過ごしたいと考える親には打ってつけのホテルだが、恐らくお父さんは退屈でたまらなくなるだろう。

ローシーズンだったことに加え、宿泊客が欧米系のツアー客中心で、彼等が早めの朝食を取ってすぐにエクスカーションに出てしまうという行動パターンが重なり、昼間のホテル内は閑散としていた。誰もいないプールでイルカのオブジェの噴水だけが元気に水を噴き上げていたのが印象に残る。

レストランは、朝食時は団体客に占拠され、夕食時は貸切になっているという念の入れよう。もう1軒あるレストランも貸切客に押し出された別のツアー客に占拠されており、メニューだけ見て帰ってきた。ホテルの近くには、本当に何もなく(地元の人向けと思われるレストラン?はあったが、チャレンジする勇気がなかった)仕方なく、ルームサービスで済ませたがメニュー、量ともアメリカ人・オーストラリア人の胃袋と味覚を満足させるにはぴったりだった。

プールは広く、メンテナンスもまめにやっている。ただし、ウォータースライダーなどのアクティビティ設備はない。プールサイドのアクティビティデスクも閉まっていた。プールサイドのパラソルを開けてもらおうと思ったのだが、スタッフもいない。ここでは、何でも自分でやらないといけないようだ。

スタッフはとても素朴な感じで英語も問題ないが、何か質問または依頼をしてもその場で回答または対応してもらえず、殆どの回答にlater(後で)という単語が付いており、しかも後刻の連絡はない(要するにnoと言っていたのだ)。型にはまった行動を取らない客に困っているというのが見え隠れする。どうやら個人客への対応に慣れてないようだ。

最後に、このホテルは津波で結構な被害を被り1ヶ月程営業できなかったと聞いている。今後、このホテルがどう変化していくのか少し気にはなるが、相変わらず典型的なツアー客相手のホテルなのだろうか?。価格が安くラグーナ地区にも自転車でいけることを考えると、もう少しホテルとしての方向性を考えた方が良いのではないかと余計な心配までしてしまった。ハードウェアはそこそこ良いのだし、なによりも、数100メーター先には、あの「アマンプリ」があるというロケーションなのだから。



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