■みそ汁 具編 -後編- 2002.06.15
-前編のあらすじ- ある漫画にみそ汁の具が「南部せんべいとトマト」という奇妙な組合せが載っていた。果たしてうまいのか?の真偽を確かめるために大野与作は立ち上がった。 まさに奇想天外な組合せであるみそ汁の具・「南部せんべいとトマト」。 まず、写真を交えながら、作り方を説明する。
見るからに黒々が目立って、奇態なみそ汁である。 しかも、お椀の色とマッチし、黒と赤のコントラストがみそ汁を引き立てている。 まさに謎のみそ汁としか考えられない。 こんなものが感動するほど「素晴らしいうまさ」になるのだろうか? いざ、南部せんべいとトマトのみそ汁を食する。 ・・・。 トマトの酸味が口の中でじんわりと広がり、せんべいのもちもちした感覚が奇妙なあんばいで口の中で踊っています。そして、黒ゴマの香ばしさがみそ汁の演出を醸し出しています。 ・・。 「トマト・せんべい・黒ゴマ」と「味噌」の味が呉越同舟となり、謎の味へ導かれています。 ・。 ふう、この一言につきる。 別々に食べた方が、正しい食べ方である。 南部せんべいの説明書に「トマトの組合せでみそ汁を作るのを避けて下さい。本来の味が損ねる可能性があります。」という但し書きがあれば・・、っていうくらいの味です。 この謎のみそ汁にチャレンジしたい方は是非、どうぞ。きっと、未知なる世界があなたを導くはずです。 最後に蛇足だが・・、 今回の南部せんべいは黒ゴマぎっしりですが、他にピーナッツ味もあって、一応「南部せんべい(ピーナッツ味)とトマトのみそ汁」もチャレンジしました。黒ゴマよりもピーナッツの方がマジですが、ピーナッツの方でも別々に食べた方がいいと思われます。 岡本与太郎よ・・、大野与作は勇者になったでしょうか・・? |