■伝説のシチュー -前編- 2003.11.16
あなたは「ジャイアンシチュー」なるシチューをご存じでしょうか? ジャイアンと言えば、あらゆるマンガの中で知名度ナンバー1である「ドラえもん」の登場キャラクターの一人です。 そう・・、 やや丸坊主で体がでかくて、どことなくゴリラっぽい風貌の上、「ボエー」なる不気味な擬態語を出す歌を歌ったり、「お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの。」と迷惑きわまりない名言を残したりするお方です。 そんなジャイアンが料理という趣味に目覚め、のび太、しずちゃん、スネ夫に自慢の「ジャイアンシチュー」を披露したのである。 ザシェフ・ジャイアンが選ぶシチューの具は・・、 シチューが「ワレ、なめんとか?」と頭がブチッと切れるほど、そぐわないモノである。 ・ニボシ ・ひき肉 ・たくあん ・イカの塩辛 ・大福 ・ジャム ・その他色々 そんなシチュー、あるかいな? なっ、シチューの気持ちが分かるだろ。 まさに意表をつきっぱなしのシチューの具。その発想はジャイアンしかできないものであり、そういう意味では尊敬できます・・。 ・・・。 いや、できないな。 そんなシチューを作ってる途中、プ〜ンと変な匂い・・いや、変な臭いが漂って、出来上がったシチューに「なに?これ?」と疑問を投げてしまうほどであり、しずちゃんとスネ夫は青ざめていくのです。 しかも「ドロ〜」とまずそうです。 ちなみにのび太はドラえもんの秘密道具のおかげで、この難事を乗り切るので、のび太に関しては割愛します。 しずちゃんとスネ夫の感想はジャイアンが放す恐怖感にまずいと言えず、お世辞を言うしかなかった。 スネ夫は明らかにイヤそうな顔をして、とんがりがシンボルである唇がひん曲げながら、「す、すごい」と。 しずちゃんは半ば気絶しそうな顔をしながら、「と、とってもおいしいわ」と。 このジャイアンシチュー! まさに伝説のシチューと言っても過言ではないであろう。 インターネットの世界に、実際にジャイアンシチューを作って、食味した強者がおり、その結果をサイトに載せています。 その結果は皆、「まずい」という3文字の言葉しかなかった。 中には「とってもおいしいわ」と言えるしずちゃんは凄い!と誉めてるほどです。 細かい作り方は、実際にジャイアンシチューを作ったサイトに任せるとして、 私、大野与作は・・、 このジャイアンシチューに感性に触れたのだ! ビッビッビッと! 変な事を考えてしまうという私の悲しい習性が今出てしまったのだ。 このジャイアンシチューで試してみたいことがあるのだ。 どれだけまずいのか? そして、お世辞を言うほど、我慢できるのか? これに尽きるのだ! そして、一体、どんな味になるのか?を試してみたく、早速、ジャイアンシチューを作ってみることにした。 次回へ続く |