大城英司・・・探偵

　１９６６年５月１３日生まれ、長崎県出身。８５年、鬼太鼓座に入座。３カ月間のヨーロッパ演奏旅行を経験。８６年、東京宝映テレビにて新人養成期間終了後、小劇団の舞台に多数参加する。最近は映画、テレビを中心に脇で光る性格俳優として活躍。今回が映画初主演となるが、探偵役を押さえた芝居で淡々とこなし、新境地を開いた。
　主な出演作品に映画「ＫＡＭＩＫＡＺＥ・ＴＡＸＩ」「ワニ(８２)分署」「トラブルシューター」「バウンスｋｏＧＡＬＳ」「金融腐食列島」。テレビ「新宿鮫・毒猿」「君が人生の時」「スウィートデビル」（レギュラー）等がある。

馬渕晴子・・・初老の婦人

　１９３６年１１月２日生まれ、東京都出身。５４年、日活映画「女人の館」でデビュー。５７年、ＮＨＫと専属契約し多くの出演作品に恵まれ、俳優としての基盤を作る。その幅広い役柄と正確な演技には定評がある。今回の婦人役は台詞の全く無い役ではあるが、彼女に存在感が映画のリアリティーを支えたといえる。
　主な出演作品には映画「祭りの準備」「夕暮まで」「TOMORROW/明日」「海のほおずき」「濱マイクシリーズ・罠」「梟の城」　舞台「心中天綱島」「花へんろ」「ねずみとり」「舞いの家」　テレビ「記念樹」「青春戯画集」「雲のじゅうたん」「凪の光景」「甘辛しゃん」「独身生活」「兄弟」「葵徳川三代」などがある。

小沢美貴・・・若い女

　１９７２年８月９日生まれ、岐阜県出身。バックダンサーとして篠原涼子、観月ありさなどのライブ、ビデオクリップに参加。ＣＦ，雑誌などのモデルとしても活動している。９６年、映画「ＣＡＢ」（村橋明郎監督）でヒロインデビュー。陣内孝則の相手役を演じる。既成の女優にはないミステリアスな存在感が彼女の魅力である。