産卵と稚魚の飼育

  4月の飼育
 
今年は異常な暖かさで、今日(4/4)現在で殆ど桜も散っている状態だ。そこで急遽産卵に当たっての準備を、私の場合を例にとって詳解して行きたい。

最初に用意するのが、洗面器とネットである。NEWごみっこポイと言う商品名で売っている、ネットを洗面器の大きさに切って、くしゃくしゃにして、洗面器荷の底におき、水を張り人工授精を行う。卵がネットの付着し、適当な数が付いたら、次のネットに取り替える。
次に水を張った、丸鉢(プランター)かプラ船にネットを入れ、亀甲金網を上から被せて、浮上しない様にする。私の場合殆どヒーターは使用しないが、使用したい人は1日1回はネットをひっくり返さないと、気泡が溜まってその部分の孵化が上手く行かない事があるので注意が必要だ。そしてこのときメチレンブルーを少し濃い目に入れ(水生菌を殺す)波板を置き(私はプランターを被せる)、遮光して孵化を待つ。
孵化後は他の金魚と餌の与え方は同じである。左の写真は車考案のシュリンプ生命維持装置(そんな大袈裟な物ではないが)。ヒーターをかけ海苔のビンとかで沸かしたシュリンプを塩水ごと上部からいれ、エアレーションして(2又分岐を使用して)必要な時取り出して与える。この方法だと常温保存となるのでシュリンプの栄養価が劣化するのが遅くなるので、1,2日使用できる。私は何本もペットボトルでこれを吊り下げて、ローテーションで使用している。制作費も安くてすむ。プラジョイントと2又分岐とエアホース1Mmoあれば出来てしまう。シュリンプは送気をコックを締めて止め、1,2分後キャップ付近に沈んだシュリンプをコックを開いて、コップなどで受け、水を入れた100円SHOPの象さんのじょろにいれて水面に撒いて与える。

以上が私のやり方であるが、細かい点は土佐金の謎などを参考にして戴きたい。(2002 4/4記)