「いっけぇぇぇぇぇぇ!でぇあぁ!」  威勢の良い掛け声と共に、真樹の振い下ろしたソードがジョーイルを真っ二つに切り裂いた。

悶え苦しむジョーイル、長い間民を苦しめてきた悪の中軸は崩れ去ったのだ。

= 完 =

 

・・で終わってしまったら石投げられそうなので続きを書くことにしよう。

悪将軍、ジョーイルを倒したのは2メートルはあろうかという屈強な女戦士・真樹。

体全体が筋肉のバネでできているようだが、顔はあどけない雰囲気すら漂う美女である。

真樹はこの戦いを最後に結婚をする約束をしている、相手は鈍一郎といって古くから伝わる 小鼠家の御曹司、減らず口ばかりたたいて実力はないが、人気だけはある男だ。

真樹が帰ってくる頃にはジョーイル討伐の話と小鼠家への結婚の話は既に伝わっており、 町は幸せムードいっぱいであった。

「 真樹様だー! 真樹様が帰ってきたぞー! 真樹様ー!こっちむいてー!! 」  真樹は町の英雄であった、道行く人はみな真樹を尊敬の目で見つめ、真樹は笑顔でこたえる、

真樹は婚約者の鈍一郎に会うために小鼠家へとむかう、今は誰よりも鈍一郎に誉めてもらいたい。

小鼠家の門番に軽く会釈すると真樹は鈍一郎の部屋へと向かいドアを勢い良く開ける

「鈍ちゃん! 私やったよ♪ 約束どーりに鈍ちゃんのお嫁さんにしてよね☆」

身長202センチの真樹と169センチの鈍一郎、鈍一郎も決して低くはないのだが 恋人の抱擁というよりも、まるで母が子をあやしているようにみえてしまう。

その数日後、鈍一郎と真樹の結婚式が行われた、大柄な真樹のために3日3晩の間 不眠不休で作られた豪華なウェディングドレス、遠くの国々から集められた山海の珍味。

出席者は国王や隣国の大臣、それはそれは豪勢な式だった。

・・・・・しかし、結婚後の真樹は幸せとは言えなかったのかもしれない。

「真樹様!手はそうではありません!」

「真樹様!そのようなはしたないことを!」

「真樹様!またですか?! 真樹様! 真樹様・・・・」

小鼠家のしきたりはとても数多く、しかも一つ一つが非常に細かい。

新参者ということもあるのか、大奥様をはじめ女中や爺たちはみな、 真樹に対して必要以上につらくあたる。

鈍一郎も商売が忙しいらしく、真樹のことをなかなかわかってやれないらしい。

そんな真樹が唯一笑顔を見せる瞬間が、食事時であった。

「なんだか、おなかすいちゃったわ。食べても食べても食べ足りないって感じ。」

もともと野山や迷宮を駆け巡ってきた真樹、お上品で細かい世界は肌に合わず、 ストレスを抱え込んでしまい、そのストレスを食べることで解消する日々だった。

その結果、運動しなくなり食事量が増えた真樹は太り始めた。

「う”っ、なんか最近服がきついわ、、そう言えば顔もむくんできた感じがする、、」

そんな真樹を見て鈍一郎も「なんか最近まるくなったんじゃないか〜?」と真樹を 求めなくなりつつあった、

今まで支えあってきた鈍一郎にまで裏切られたと感じた真樹、

そんな真樹の楽しみは食べることしかなく、真樹の食事量と体重は加速度的に増えている。

 

とーびーこんてにうー..きっと。