「いらっしゃいま、、どーなさったんですか!!」

洋品店に入ってきた真紀を見るなり、 顔をひきつらせて金切り声をあげる女店主。

スピョロポーンの返り血を浴び、真紅に染まった 姿を見ればそれも自然なことと言えるだろう。

「あら、驚かせてごめんなさいね。  確かにこれじゃおどろいちゃうわよね。

この前頼んだ服、できてると思うから、お願いしまーす。」

そういうとすたすたっと、奥の小部屋へ足を進める真樹。

 

 小部屋にはいると、血が付いている汚れた服を脱ぎ捨て、裸になる。

その後、差し入れてもらった熱いタオルで体を吹き始めた。

まずは血のついている表面から、そうして次は 肉と肉の折り重なった隙間、赤い血が見えなくなるまで、

少しづつ、しかし丁寧に拭う。 タオルが肉と肉の間を行き来する度にぶるぶると肉が踊る。

昔は冒険者として血沸き肉踊る真紀だったが、 今は貴婦人として血拭き肉踊る真紀である。

そうやって血をぬぐっているうちに、この前頼んでおいた服が来た。

早速着替えてみるが、窮屈な感じがしてちょっと息苦しい。

「ねぇ?なんかこの服きつくない?」

真紀が問うより先に、店主はその理由がわかっていた。 先週計測したときよりも、

真紀はあきらかに太り、 サイズアップしていたのである。

 

  軽く見積もっても先週から目測でバストが+10センチ、 ウエストが+5センチ、ヒップも+5センチは増えている。

ぱっと見すぐにわかるのは、臨月の5つ子をはらんだ様なおなか。しかし、中には子供ではなく

脂肪がぎっしりと詰まっているのだ。上を見れば、、そのお腹をでまるで押し潰してしまうかのように

自己主張をしている大きな大きな二つのビッグマウンテン。 後ろから見れば、丸太を思わせるような足と、

その上にくっついている丸々と膨らみきったヒップ。

 

「何じろじろみてるの?」

 はっとわれに返る店主、ここはごまかすしかないと、 今こういうピタっとした服が流行だとまくし立てる。

専門家が言うのならそういうものかと、納得した真樹。 喜んで洋品店を出て行く真樹。

その姿はどぶっるんどぶっるん揺れる胸とぷるぷると揺れる腹、ぷぬぷぬと揺れるほっぺ。

お肉の洪水が、服の中で大波小波、ざぶんざぶんと揺れ動いている。

前から見れば服の中では右の乳房と左の乳房が、 押しくらまんじゅうして逃げ場を探している状態で、

後ろから見ると鍛えられた丸いお尻が右へ左へと、 ゆらゆら動いているのがわかる。

町の男たちの目が真樹に注がれる、注目を浴びた真樹はうれしくなって思わずスキップを踏んでしまう。

スキップをすることで、さらに激しく踊りだす肉。

もはや(いろんな意味で)町の人々は真樹から眼が離れなかった。。 その視線を感じつつ、家へ帰っていくのだった。