ゲーム制作の舞台裏
お仕事日記2003

12月26日(FRI)まったり仕事的ネットサーフィン

メディア発のへんな造語が流行によってそのまま当たり前の言葉として残ってしまう、 と言うことはままあって、「美味しんぼ」発のまったり、 「ジャングルの王者ターちゃん」発のもっこり、なんかはその典型かと思います。 あ、後者は了解があってかどうか、同時期同じ少年ジャンプで連載されていた「シティハンター」に ぱくられてむしろそちらで全国区になったクチでしたっけ。閑話休題。

さて、年の瀬も押し迫ってきて、あくせく働いてもどうせ数日は休むことになるのでと、 プログラミング関係の仕事は基本的に早々に手仕舞い。 作りかけても休み挟むと忘れちゃうんですよー(^^ゞ  表示関係の仕事(これは割と受身)をしつつも、海外版対応用に、 まったりアイテム名やら技名の英語名の下訳などをして過ごしております。 過去作でも使用した名称に関しては、攻略本やらネットが大活躍。 まず本棚を埋め尽くしている過去作の攻略本をぱらぱらして、 見つからなければ次はスレイプニルさまの検索バーに思いつく単語を入れては、google検索。
こんなことをしていると、高い確率で攻略サイトやら日記サイトに行き着きます。 自分のゲームのね(>_<)  前作からかなりの時間がたっているせいか、 いまだにウェブで見つかるその手のサイトさんはかなりやりこんでる方も多くて、 つい読みふけったりすることもしばしば。 容赦なく叩かれていたりもするのですが、 裏技つかわず全主人公クリアとかされている人の言うことには、 テストプレイで来ているプロのバイトの人よりはよっぽど重みを感じます。
「何でこうできなかったのか」
などと書かれてあれば、
「そうだそうだ!」
などと同じ側でものを言ってしまうEXTROであります。

とりあえず。
今作では、操作性をよくすることには、もっと神経つかわなきゃなー。 そのためにも、無理な注文は却下して、自分に時間的余裕を作るようにしなくては、 などと思っています。ただでさえ(本職でもないのに)プログラムに携わっている身、 無理をすれば帰ってくるのはバグばかりです。 前回、時間がないからとバグ報告、マニュアル制作等は完全に販促やら宣伝部やらに まかせきりにしてたのですが、このへんの人たちは実際にゲームをしない人なので、 もう任せません。
と、ちょっとまじめっぽく〆て、本年のお仕事日記は終了です。 いえ、仕事は年内ぎりぎりまであるんですけど

12月24日(WED)精神の健康とは?

合併効果で、メンタルヘルスチェックなる微妙にイヤな感じのアンケートが回ってきて、 その結果が本日返ってまいりました。

社会的不適応:社会的不適応はほとんど認められません
不安状態:不安状態はほとんど認められません
神経過敏状態:神経過敏状態はほとんど認められません
緊張状態:緊張状態はほとんど認められません
焦燥状態:焦燥状態はほとんど認められません
脅迫状態:脅迫状態が少し認められます
抑うつ状態:抑うつ状態はほとんど認められません
分裂状態:分裂状態はほとんど認められません

その他も含めて、まあ、なんというか、悲しいほど能天気な結果が返ってきたわけで、 日々やせるほど仕事に打ち込んでいる身としてははなはだ遺憾であるというか、 でもこの結果は会社にだだもれで危険なところがあったらさりげなく配置換えやら何やらが 待っているのではないかとかの邪推をしたりもしつつ、 とりあえず同僚で相棒の高学歴アニヲタが結構ストレスを溜め込んでるとか緊張してるとかの なんだかかなりデリケートな結果をたたき出していて、嬉しいような悔しいような。

強迫観念というのは仕事が完璧でないと気がすまない度だそうです。 高学歴アニヲタの人はこれも結構高くて、あんにゃろ、だから仕事を頼むと激しく理屈をこねて 回避しやがるのかと納得をしたり。いえ、セクトを決めてその範囲をしっかりしてくれることは 大変頼もしく思っているんですけど。 ちなみに、唯一やば気なスコアを出していたのは

ストレスに対する周囲のサポート力:あまりない

実際に周囲に困ったときに相談に乗ってくれる人がいるのかいないのかは別問題として、 思いがけず、自分がどういう目で周囲を見ているかが判って大変勉強になりました。

12月22日(MON)ノニカフェ

タヒチアン・ノニ、というなんか青汁っぽい感じの(あくまで感じ)健康飲料っぽい、 そういうジュースをご存知でしょうか。
タヒチの人が常飲していて、それのおかげですごく健康で長生きして、しかも美味しいという、 前2つのせいで絶対最後もうそ臭いと思われてしまうタヒチアン・ノニ・ジュース。
なぜかこのタヒチアン・ノニのビルがうちの会社のすぐ前にあるんですよ。東京の一等地。
で、1階はノニカフェ。スタバやエクセシオールみたいな感じの、 瀟洒なテラスっぽいカフェは満員ではないにせよいつもほどほど客が入っていて、 しかし、そんなんでこの一等地でやってけるんだろうかと他人事ながら心配になる程度の客の入り。 普通の喫茶店なら確実に3ヶ月で閉店でしょうねー、あそこであの程度の入りでは。
そんなあやしげな店に、飛んで火にいるバカ3匹。プログラマTとS宮君とEXTRO。
「たって、コーヒーくらいはあるでしょー」
そう言ったのは苦くてコーヒーの飲めないT氏。なんとなく休憩がてら、 なかば仕事の打ち合わせとか口裏あわせとか、 年末の休みをどうしようかとかそんな話をしに入ったんですが。
当店ではコーヒー・紅茶の類は一切用意しておりませんが、代わりに健康的なノニ・ティーを用意しております
入る前に言ってくれよー_| ̄|○
2人はノニ・ティーのアイスオーレ状の飲み物にたっぷりの生クリームを乗せた飲み物を、 EXTROは散々悩んだ挙句、フルーツのヨーグルトシェークになにやら怪しげなサプリメント (リラックスとかヘルシーとかファイバーとかクリアランスとか、なんか機能的なのの中からひとつチョイスせよと言われますた) を足したものを注文しました。 作るところを見ていたのですが、凍ったイチゴにヨーグルトを混ぜてジューサーでシェイクしたものに、 EXTROの選んだ頭のすっきりする成分らしき、薬のアンプルのようなものから数的、 へんな液体を振り掛けてやっぱり生クリーム乗せて完成。味は、まあ悪くなかったですけど、 というか甘いだけの飲み物でした。いや、この選択肢しか、 ノニなんとかを飲まないで済ます方法が見つからなかったんですよー(^^ゞ 
まずいやばいといいながら、へんなサンドイッチまで注文したT氏には、500円以上でクリスマスサービスですと、 チョコレートの大包みがプレゼント。480円のS宮君と410円のEXTROにはなにもなしでしたが、 もらうと困る代物だったかも。
このプレゼントは今週いっぱいのようですから、気になる方はいってみてはいかがでしょうか。 タヒチアン・ノニカフェへ。

それにしても、あんなんでどうしてやっていけるんだろう‥‥。 は! もしや、ODAとかの援助金がああいう企業に流れたり! とか勝手な想像をしてみたんですが、 タヒチとなんて国交ないんだからODAもへったくれもあるものか、と、親分に一蹴されました。

12月12日(FRI)N川君は買っていた

期待を裏切らない男N川君は、 萌える英単語もえたん を買っていました。なるほど。やっぱりこういう人が買う本な訳ですね。
内容はというと、いわゆるもえキャラを使った豆単の類だろうとか思っていたのですが、 例文などもすべてアニメに関係付けたものばかりという徹底ぶりで、 なるほど確かにその筋の方には受けるかも。
きっぱり、受験にも日常英会話にも使えないとは思いますけど。

12月5日(FRI)友よ静かに帰れ

S宮君の隣の席で、割と肉体的にも精神的にも脆弱っぽい プログラマのS田君が風邪気味のようで。

EXTRO「S宮君、キャラクターの初期パラメーターを整理してみたんだけど」
S田君「げほげほ」
S宮君「あ、はいはい」
EXTRO「初期資質の設定を、親分からもらった設定テーブルにしたがってこんな風に作ってみたのね」
S宮君「あ、えーと‥‥これですね」
S田君「ごほっげほっ」
EXTRO「うんうん、それで、マップ関係の部分は今のところ」
S田君「うぇっほんうぉっほん」
EXTRO「5個のカテゴリーが上がったかと思ったんだけどそれだけで」
S田君「げほげほげほげほ」
EXTRO「全部ってことでいいからかえれ!

みなさんも体調の悪いときは、無理をせずに早めに休んで直すようにしましょう。

11月23日(SUN)企画研修生制度の書類審査

某有名ゲーム雑誌広告から108点、WEBサイトの募集要項から80点、 そして今回の試みではじめた一般雑誌の広告から20点。 都合208点、企画研修生への書類応募がありまして、 なんだか良く分からないまま書類審査に混じってきました。
私みたいな駆け出しの下っ端に責任あることはやらすまい、役員級の人も混じってるし‥‥、 とか思ってたのですが、そう甘いものではないというか、気楽ではないというか、 でも凄い量を見なくてはならなかったのでそんなことを考えている余裕もなにもなかったです。 この書類審査、全員に片っ端から企画書を回していって、 何がしか見るべきところがある、と思ったら自分のサインをシールしていくという方法でした。 いけるかも、には○、まあ、とりあえず試験内容で判断を△、他の人にゆだねます、を無印。 まったくないものは即ボッシュート
そんな訳で、たいへん疲れる作業でした。さすがにゲームの仕事を知らない方たちが (そりゃ研修生なので)応募してきてるだけあって、正直、 ぴんとのずれているものが多いのは確かなのですが、 どういうゲームを作りたいのか、遊ばせたいのか、自分が遊びたいのか、 そういう主旨がどこかにあればとりあえず印は付けました。 逆にそれがないものは、EXTROが最初に見ていればボッシュート。 他の方が見て、とりあえずシールしてあったらそのままスルーとしました。 ぐるっと回って結局印つかずなものも多かったようですけど。
こうして残ったのは34通。来週、試験と集団面接だそうです。 というか、筆記のうちのゲーム部分の採点もEXTROの担当なので、 採点と面接で2日はつぶれちゃいそうですね。ひー。月曜休日で4日しかないのに。
企画の研修生枠は4名ですから、相当狭き門だと言えます。 まあ、少ないながらも手当てが出て現場で仕事が出来るのだから、 及ばずながらこちらも本気で見させていただく所存です。 さあ、心してかかっておいでっ! 

10月29日(WED)天才プログラマ

あるとやっぱり便利〜。というのはデバッガの話。今回はCベースなので、 前作のように直接アドレスの値を参照しなくていいのが超便利♪  そのぶん、メモリ管理はルーズになりがちなんですけど、 より直接的にプログラムの動いているのはやはり面白いです。
それにしても、バカンス先でバグの内容を聞いて(電話)、 その場でアドレスとその内容を口にした(こう直せとまで指示した(^^ゞ) ナーシャ・ジュベリーって、やっぱ天才プログラマさんなんですねー。 漫画の世界にしかいないと思ってました。天才プログラマ。

10月26日(SUN)ベントさんにお食事をおごっていただきました♪

金曜日の夜は、山下さん(株式会社ベントスタッフ代表取締役)、ベニーさん(株式会社ベントスタッフ取締役)、 親分(当社役員)、私(当社ヒラ)の4人組で食事をしてきました。 顔ぶれで分かるように、EXTROは完全なおまけというか添え物です(^^ゞ 
名目上は先のお仕事の打ち上げ、と言ってももはやはるか昔の話ですし、 アップ直後にファミ通さんやウチの宣伝部の人間で主催する形でなにか、 という話だったのが流れ流れて、それでは申し訳ない、 と気を使ってくださったベントの方のご好意で今回のような運びのなった次第です。

山下さんとはもう何度もお会いしているのですが、 インタビューのときも打ち合わせのときもプライベートのときも変わらない、 たいそう物腰の柔らかい方で、どんなゲームの話をしてもすぐに乗ってくださる、 ゲーム界の理想の先輩といった風情。この方とお会いするのは、どんなときでも楽しいです。 そしてまたベニーさん。私は今でも、好きなゲームの語り系・創作系のサイトを回って その熱い思いを読むのが好きですけど、ベニーさんはいわばその最初の一人。 というか、私自身もドラクエ小説とかを書いたことのある人間ですから(パスティーシュですけど)、 こちらも敬愛する大先輩な訳です。
堅苦しいのは苦手な私ですが、 掛け値なしに日本のコンピュータ・ゲーム界を支えてこられた方々との会食が面白くないはずもなく、 高くて超高い中華やさんでの食事も味が分からないほど、とても楽しかったです。

こういう場に(添え物ではありますが)EXTROが呼んで頂けたというのも、先の仕事で攻略本制作の際、 宣伝部経由ではなくEXTROが仲介する形で仕事を進めたからという経緯があるですが、 お互い分かっている同士、という暗黙の理解のようなものがあって、 仕事はとてもやりやすかったです。直接のメールベースのやり取りなので逃げられませんし(^^ゞ  にも関わらず、会うたびにお手数かけました、 ありがとうございましたなどとお礼を言われるので恐縮することしきり。 というか、いつもそんなにメーカとのデータのやり取りでは苦労なされているのでしょうか。 ウチの宣伝部の人間にも、ちゃんと相手先のスケジュールを考えた対応してもうらうように 言っておかないとだめかもですねー。

更新週記ではさわりだけ触れて、こっちで内容について書くつもりだったんですけど、 内容にはいる以前ですっかり長くなってしまいました。 なんか、他にもいろいろ書きたいことあるかもです。 その気になったらまた書き足しますね。

10月22日(TUE)S宮君は破門

今日も昼食後、みんなと別れてN川君は一人でとらのあなへ。
S宮君「N川君、よくもまあそんなにしょっちゅうとらのあなに行って買うものあるねえ?」
N川君「いつも何か買ってる訳じゃないですよ! 2回に1回くらいしか買ってませんよ!」
S宮君「じゃあ、行く回数も半分でいいんじゃないの?」
N川君「S宮さん、あんたもうだめ。全然分かってない。破門!

10月19日(SUN)a[10][10][10][10][10]

あるシーンにおける登場モンスター(10体まで)、その組み合わせ(10種類)、 それをモンスター10系統、その強さ10段階、そして10の地域でのバリエーション。 以上をすべてデータで機械的に処理しようとしたところ、 表題のようなきちがいじみた5次元配列になりました。char型で定義しても約100kbyte。 いえ、むしろ機械的に処理できるので変に3次元配列とかよりはよっぽど分かりやすいですけど‥‥。 というか、10万項目もデータを作ってエラーがでないはずがありませんね。
という訳で、先のような分類でそれぞれの特徴が出るモンスターの組み合わせの典型例を手作業で 各配列の要素に対して10こくらいづつ作っていって、あとは同じデータまたはそのバリエーションで 賄うというやり方を考えてみました。これだと、作るデータは10×5で50個。 典型例を選ぶ場合、汎用例を選ぶ場合など多少プログラム化することにはなりますが、 大分現実的になってきました。
あとは会社で‥‥と思ったんですが、あんまり決まっているモンスターってまだないので、 典型例を作るのが難しそう。とりあえず簡単なモンスター出現のプログラムで代用して、 先送りにするということで自分を納得させたのでありました。さて、ごはんつーくろっと。

10月4日(SAT)‥‥リンク日記10月4日 「電撃オンライン調べソフトウェア売り上げランキング」への脱線コメントの続き

(承前)
実際、限られた開発時間を過去作の練り直しだけに当てたら、 もっとたくさんの人に喜んでもらえるかも知れないなあ、などと思うことはしょっちゅうです。 そう考えると、コーエーの信長やら三国志をあまり好きでないのは嫉みが底にあるのかもですね。 だけど今のプロジェクトでも、親分と一緒に、意地を張りあうようにあたらしい何かに取り組んでいます。 今は、生態系のシステム。
「そんなのは本物の生態系じゃないだろうが」
「でもユーザーに見えなければ何の意味もない」
「ゲーム性にならないんだったら、やめよか」
相変わらず親分は好き勝手言っています。 前回、馬鹿正直にモンスターの生態系を3段階までもぐってトレースしようとして (倒したモンスターの共生・捕食関係にあるモンスターたち各々について、 その共生・捕食関係、さらにその共生・捕食関係までへの影響を、 確率を落としながら調べるようにしていた)、 結局その結果がゲームではぜんぜん見えてこないという結果になりましたので、 今回はまた違ったアプローチを試みてみます。 残念ながら今のゲームの開発体制では1作でその検証まではできませんので、 満足に動かなくてもそのままです(バグって動かないという意味ではないですよー)。 それでも、それがもしかするとあたらしいゲームの楽しみになる可能性を信じて、 また突っ走ります。そこに可能性があるようでしたら(たとえば、閃きや連携のように)、 定番な形になるよう、以降の作品で熟成させていきます。

9月22日(MON)EXTROが何をしたと言うんだあ(>_<)

会社にて。夢中で本読んでてS宮君から「帰ろー」というメッセンジャーに気づかなかったのですが、 帰り支度を整えて私の席を通りかかったS宮君、
「なんだあー、EXTROさん居たんじゃないですかー、さては寝てましたねー
「もー、メッセンジャーで返事がないと思ったら寝てるんだもんなー
昼食後にがーがー寝てるS宮君をいつもそっとしておいてあげたのにー、 EXTRO、何かS宮君の気に触ることしたかなー?(;´д⊂ヽ
読んでた本が こういう本(本日発売) だったので反論も出来ませんでしたけど(;´д⊂ヽ

9月19日(FRI)分科会

企画分科会というのに出ることになりました。企画人員の募集の仕方とか何とかを決める、 各プロダクションの代表者の集まりみたいなもので、もちろんEXTROはプロダクションの代表でもなんでもない訳ですが、 会議嫌いの親分から、その次くらいに会議が嫌いということで押し付けられてしまった感じです。あうあう。
プログラマさんたちの分科会は半月に一度くらい、 グラフィックデザイナーさんの分科会に至っては毎週のようになってるようですので、 月一ペースの企画の分科会はまだましかも‥‥とか思ってたら、 次回の研修生募集の際の試験の採点という仕事のおまけつき。 この仕事ではお給料は1円ももらえないんですけど(と、親分がいけしゃあしゃあと明言してらっしゃいました)、 だれか身代わり選べないかなー(>_<)

9月17日(WED)阪神優勝(TM)

阪神優勝で 5300人が道頓堀に飛び込んだ という話をしていたら、親分が
「じゃあ、来年読売が優勝したら1万人が山手線に飛び込むというのはどうだ?
親分はいつもどおりなので心配ありません。

9月16日(TUE)普通の日々

朝来るなりS宮君から社内メッセンジャーで こんなニュースこんなニュースが 送られてきた。何か心配事でもあるのだろうか。心配だ。

9月5日(FRI)テレビ会議ってもどかしいだけのような‥‥

■ニフティが法人向けテレビ会議を開始 ワンタイム・パスワードで社外から参加も (その他)

EXTROも以前、携帯機の仕事をしていたとき、 海外にいるグラフィックデザイナーさんとの打ち合わせを、 テレビ会議というのを使ってやったことがあります。 当時(3−4年前)にしては環境を整えるのにに結構な設備投資をしたので せっかくだから使え、みたいな感じだったかも。
で、実感。相手の顔を見て話すわけですが、動画がぎこちないストップモーションだったせいもあって、 同じ会議室にいたかのように、とはとてもいきませんでした。 たぶん、掲示板(あるいはどこかに専用のウェブページ作るとかして)で概要記述しておいて、 チャットで質疑応答とかした方が100倍くらい効率は良かったように思います。

それは、チャットや掲示板の機能になれた人間だから言えることなのでしょうか? 
つまり、オジサンにはテレビ会議の方がまだマシ、とか? ほんとかなあ‥‥

9月3日(WED)山形君(仮名)お元気で!

研修生で各地を回っていた山形君(仮名)ですが、ウチのチームでとってもいいかなー、 というような話になってましたが、結構直前になってこれは山形君の方からお断りをいただきました。 一旦学校にもどって、これからどういう仕事を目指すのか考え直したいとのことで、 ほかのチームを回って、そのまま就職してしまった場合に自分がどんな仕事をできるか、とか、 もうちょっと具体的には本採用されるまでちゃんと働けそうか、仕事は自分に合っているか、などなど、 いろいろ考えた結果だと思います。
(ほかのチームで嫌な目にあったとかは、ちょっと考えたくないです‥‥(^^ゞ)
流されないで、ちゃんと自分で決断した彼に、 思いつきでこの世界に入ってきてそのまま居ついてしまった先輩から何か言うのはおこがましい気もしますが、 せめて今後の彼のがんばりに、エールを送りたいと思います。がんばれー。

8月19日(TUE)お休み明けのお土産

お盆休み明け、ということもあって、会社は帰省された方のお土産(お菓子)でいっぱい。 チームの連絡用掲示板(レス式)には、つぎのような書き込みがありました。

テーブル(共用スペース)に熊本土産などあります。
せんべい類と陣太鼓など。
早いもん勝ち。
うまいけんたべなっせ!

親分:うまいけん→うまかけん ばい。

親分(熊本出身)チェックきびしい‥‥ というか大人気ない(^^ゞ

8月6日(WED)近況

仕事は、例によって仕事内容が変わることに対する先の不安さはあるものの(これ毎回)、 今が一番面白い時期です。
今回やりたいこと、出来ることが大方見えたので、ばりばりデータ構造考えて、ストラクチャー切って、 別のデータ構造考えて、元のデータ構造に足りなかったものを見つけて、修正して、合わせて新しく別データの ストラクチャー切って、以下繰り返し。これが終わったら、その時点で見つかったり思いついたりしたことも含めて 全て手持ちの材料だけでのやりくりになります。それはそれで面白いのですけど、ゲームをデザインしてるー、 って味わいがあるのは今だけですね。来週一杯休暇ですけど、ちょっと惜しいくらいですねー。

7月31日(THU)8月の研修生はなしになりました

最初に所属したチームのシナリオ担当の方が、強引に獲得に動いた模様。オトナなので何も申しません。 そう言えば昔仲の良かった社長室の女の子が、
「他の秘書の人(女性)って、どうも似た系が多いんですよねー」
などと言っておりました。小さい会社なんてそんなもんですね。不器用でも、私は実力で仕事をとるぞー。

7月30日(WED)タッグ完成

とりあえず企画のチーム分け。

企画1、麻呂、他バイトなど2名(マップ)
EXTRO、N川君(バトル)
S宮君(HQ)
親分(神)

ざっとこんな感じ。なんとバトルが一人じゃなくなりました!  って言ってもN川君はメニュー担当なので、実際はマップ中のメニューも担当するわけなんですが、 そこで扱うデータの大半はEXTROが作ることになるというので、 こういうカップリングと相成った次第であります。うん、バトルは今までで一番強力な布陣ですね。 ずっとEXTRO一人同然だったし(^^ゞ マップの方がその分見劣りするのは確かなんですが、 そろそろ麻呂と企画1もブレイクしてもらわないと。 というか、そろそろ企画1にも何か名前をつけてあげないと(^^ゞ 

7月18日(FRI)サヨナラ目黒

ということで会社の引越しを来週に控え、サヨナラ目黒の飲み会というのをやってきました。 まあ、EXTROはアルコールだめなのでゴハン食べてただけですけど。 ちょっと小洒落た飲み屋さんの2階を借り切ってやったのですが、ゴハンは焼き物、揚げ物、パスタ、 焼肉チャーハンと、なんか脂っこいものと炭水化物ばかり。 これだったら、ふつーの居酒屋さんで好き勝手に焼魚とかサラダ頼んでた方がいいなあー (と、飲み会の食事に文句言う奴(^^ゞ)。

7月8日(THU)会社の引越し急接近

あと2週間で会社の引越しです。先に書いたように、今回は一人ダンボール5箱制限‥‥って、 どう考えても無理っぽいんですけど(^^ゞ
ちなみに、ウチの親分は気にせず梱包するとか言ってます。たぶん15〜20箱見当。 EXTROも10箱くらい行きそうなんですが、資料の中でも、 剣豪小説とかの類はこのところ毎日持ちかえるようにしています。あと、パソコン雑誌は全捨て。 ゴミ漁りして拾ってきた GAMEぎゃざ も、泣く泣く全捨て。
それでも収まりそうもないので、闇経済で、他の人のダンボールを買い取る契約を開始しました。 その人のダンボールに入れさせてもらって、引越し後に引き取るの。 狙い目は荷物の少ない新人さんやバイトさん。
親分みたいに役員という立場の人でなくても、古株という立場をいいことに、 知らん顔してボトルキャップとかのおもちゃで何十箱も作っちゃう人もいそうなんですが、 それは如何なものか、と、正規の箱数の範囲で収まるように暗躍してる次第で、 これを必要悪とかいうのかなー、とちょっと思いました。うー。

7月3日(THU)1ヶ月の研修

うーむ、タイトルが「24時間の情事」のもじりとはお釈迦様でも気づくまい‥‥。 ちゅうかもじりにも何もなってないよね(^^ゞ

今年からウチの会社では研修生制度というのをはじめてて、 企画職でも数人、バイト扱いで研修生を入れました。で、6月、 ウチのチームには山形君(仮名・山形の学校から来ているので仮にこう呼びます)という 現役大学生がきていたのは、日記でも触れたとおり。
研修内容は、
1週目:シナリオ関係。担当企画その1。
2週目:メニュー関係。担当N川君。
3週目:マップ関係。担当マロ。
4週目:バトル関係。担当EXTRO。
監修はS宮君。ごくあたりまえに、企画の新人が来たものとして同じように仕事をしてもらいました (なにをして良いか自分で判断するのは難しかろうとのことで、細かい点は担当が教えることに)。
簡単に経緯を書くと、初週は企画1がシナリオとは何か、みたいな哲学をみっちり叩き込みに行っていたようです。 もちろん先のプロジェクトでの実戦経験の話を踏まえて。 やんちゃな子供が、弟が出来て急にお兄さんとして張り切ったような感じで面白かったです。 それを見た親分は、「狙いどおりじゃ」。
2週目はN川君で、放置プレイ。
3週目はマロが、これまた親切にマップの仕事の進め方などなどをレクチャーしに行ってました。 というか本来は担当はS宮君自身だったのですが、サブ担当という形でマロを当てたところ、 彼の方が張り切ったというかS宮君が放置したというか。古参のメンバーは横着でいけませんね。
とか言って最終週のバトルが一番放置だったかも知れません。 担当は私しかいなかったので、「面白い魔法」という課題を出して、 持ってきたネタを、どうすればゲームのデータになるか、なにが足りないのか、等、突っ込みを入れました。
そんなこんなで無事、1ヶ月間勤め上げて、山形君は次の部署へと移動していきました。 この時点で会社やチームにとって有用、という判断されれば即正式採用(内定)という形になるのですが、 そこまでの有能さを発揮したわけではない、というか、チームによって仕事の進め方はまちまちなので、 よそのチームの仕事も見てもらおう、いろいろな部署に参加してもらおうとの判断から、 彼は次のチームへと移動することになった次第です。
監修のS宮君の判断では、そのままチームに参加してもらっても企画1やマロ並には働けるのではないか、 とのことでしたので、3ヶ月間の研修で他のチームから強く引っ張られなければ、 9月から晴れてウチのチームに合流ということになるかも知れません。 ‥‥いやま、企画1とマロは、むしろその程度にしかS宮君から評価されていないことを 重く受け止めた方がいいかも知れないな、と思ったりしました。奥が深いですねえ。
8月には、別の企画研修生の方がまた来られるとのことです。かなり美人の女の人で、 最初に所属したチームのシナリオ担当がいたく気に入って採用しようと動いたそうなんですが、 それがあまりに露骨だったためウチの親分やら何やらから意地悪されてとりあえず別チームの研修にも 回すことになったのだとか。あうー。どろどろ。 彼女に関しては、7月の参加チームでどのような評価がされるか判りませんが、 研修を続行するようであれば、8月にまたそのへんの話は書きます。 美人の女の人の話は読んでても嬉しいですよね? いや、書いてて楽しいかどうかは判りませんけど。

その結果、彼女をウチのチームが採ることになって、山形君はリリースとかいう結果になったりする可能性も なきにしもあらずな訳で、実際にそうなってからは危なくて書けないので、 今のうちに書いてしまっておきます。さて、どうなるでしょうか。結果は2ヶ月後。

5月30日(FRI)セクハラデザイナー降臨

今回のプロジェクトで、EXTRO的に唯一の人員補強をしてもらったのがエフェクト担当。 前作、前々作と正直言って出来が悪かったので、PS1作目まで一緒に組んでたエフェクト担当の グラフィックデザイナーさん(彼もTさん)を、某ネットゲームチームからさらってきてもらいました。
‥‥ところが、エフェクト担当プログラマがずっと倒れてて出社しないので、 モーションをエディットするツールがここ半月ほど完全に止まっています。 いいかげんそれでは仕事が進まなくなってきたので、 Tさんからモーションよりは素材の方に依存する魔法関係のアイディアまとめの仕事を 先に進めてくれと頼まれました。
そんな訳で、早速アイディアの整理をして、こんな感じで‥‥と、T氏のところへ持っていったのですが。
「いい女とは」
こらー! T井〜。会社のネット使って何見とるか〜!(^^ゞ
精神的に苦痛を受けて仕事できなくなったので、5000万円ほど請求しようかしら。 アメリカっていい国ですねえ‥‥腕利き弁護士の知り合いがいれば。

5月28日(WED)プログラムの初歩の初歩

週一ペースでプログラムの勉強会は続けております。
課題は、まあ限られた時間にしては順調にこなしている気はしますが、知らない関数多いなあと思うことしきり。 あと、企画が作るプログラムって、雑と言うかなんというか。 入力系が不親切だったり、統一がとれてなかったりしますねー。このへんは、丁寧かどうかという問題以上に、 場数を踏んで、条件反射的なアルゴリズムの構築が出来ていないが故なのかなーとか思います。
と、まあそんなこんなで企画全員が相応のプログラムを課題としてこなしていたのですが、 最近になって企画1とか3とかが2進数も16進数も知らなかったことが判明。 ウチの部署は企画全員がスクリプトレベルでそれなりのものを書かないとゲームのシナリオもマップも作れない 仕様なのですが、見よう見真似でこなしてきていたようなのです。ということで、この2人と新人のバイトの子は 超基礎からもう一度。ベテラン陣のS宮君やらN川君やら私は、ソートのアルゴリズムを作ったり、 構造体の使い方を教えてもらったり。知ってると思ったことでも知らないことがあったり (構造体が宣言された時点でどういうメモリの確保の仕方をしているかなんて、 今の今まで全然知らずにプログラム書いていました(^^;))、いろいろ面白いです。
海外版の最後、イギリス版になって結構でかいバグが見つかって修正におおわらわだったり、 モーション班に渡す攻撃ポーズの絞込みをやったりとすることは多いのですが、 せっかくの機会だし、暇を作っては、勉強会は続けていかないとなー、とか思いました。

5月8日(THU)自動販売機のフローチャート

さて、面談は結局ウヤムヤのうちに流れている模様です。と言う訳で、ゲームの思想とかその哲学の話は、 また機会があったらあらためて書いてみようかと思います。 もちろん、まだ何らかの結論が出ているという訳でもなく、私自身がずっと模索している問題でもありますので、 私の見ている方向について、多少なりとも整理して書くことが出来たら、とか思っている次第です。
で、話変わって先日、以前から話のあった「企画で、キチンとプログラムについて勉強しよう」という 親分の思いつき提案に基づいて、S宮君が初心者向けのCの本を買ってきました。 と、それを見たプログラマのT氏が猛烈に張り切り出して、各々抱えている急ぎの仕事もないことだしと、 急遽、T氏を講師に迎えた勉強会・第1回。とりあえず、昔T氏が勤めていた会社で新人の人にさせていたという 自動販売機の処理をフローチャート化する、というのをみんなでやってみることに。
やってみると、そもそもみんなフローチャートなぞを書きなれていないせいもあって、意外に苦戦。 制限時間10分というのも効いたかもで、私の書いたフローでは、100円と150円の2種類のジュースのうち、 150円以上投入して100円のジュースを買うと処理から抜けない (続いて150円未満の状態で100円のジュースを買うか、返金レバーを引かないと駄目)、 というお粗末なものを書いてしまいました。 事前にT氏から、みんな返金できない自販機作っちゃうんだよなあ、と脅されていたのも影響してます(^^ゞ 
軽く1時間ほどの勉強会の後、実際にそれをプログラム化してみようということで、 T氏のテンプレートに自販機処理のサブ関数のみを作って動くものを来週までに‥‥という話になったのですが、 やりかけたものを明日まで取っておけるはずもなく、その後、自販機プログラム組みで今日は終わってしまいました。 フローチャート直してから書かないとなー、とか思っていながらも結局直接組み始めてしまって、 文法エラーを数回出した後、無事動作。フローチャートよりもよっぽどまともなものを作った気がします。 実戦向きだと言えば聞こえはいいですが、なんだか理屈をよくわかっていないままとりあえず動くものを作る スキルばかり磨いてきたようで、ちょっと考えさせられる一件でした。
というか、フロー書くより、プログラム書いて動かした方が楽しいですしね(^^ゞ  いやいや、それじゃいかんのですって。お仕事だし。

4月20日(SUN)そのゲームに思想はあるか(2)

14日、面談用に応接室を予約。‥‥するも、なんとなく親分が気乗りしなくて中止。 相変わらず企画諸氏は胃が痛い思いをしております。親分が面談をしようと言い出したのは、 これが目的なのではないかと思ったり(^^ゞ

4月6日(SUN)そのゲームに思想はあるか(1)

年棒が決まったこともあり、今度はスタッフを個人ごとに面談。 基本的に所属長(親分)と各部署から1名がスタッフを個別に面談するというもので、 今後どんな仕事がやっていきたいかという話を聞いたり、 逆にプロジェクトチームとしてはどんな仕事をやって欲しいか、 そして、どう折り合いをつければ、来期のその人の年棒が上がるかなどを話し合う場というやつなんですが‥‥。
これが意外に時間のかかるもので、先週中に終わらせるはずが、今のところプログラマ3人と、 企画1人(S宮君)が終わったところで時間切れ延長中。
というか、S宮君の給料はどうやったら上がるのか! という話からずれにずれて、 次の企画ではどういう哲学を貫くのか、というような話になって、予定15分のはずが1時間半‥‥。 その間、順番待ちしていたN川君とか企画1とかはずーっと胃が痛い思いしたまま待ちぼうけ。(^^ゞ 
そうやって話しこんでた内容というのは、具体的なゲームシステムの話とかではなくて、 その設計思想についての話。回りくどいですが、結構な人数のプロジェクトでもあり、また、 モニター(テストプレイのこと)作業の段階では、チーム外の人から、必ずと言って良いほど、 ここはこうした方がいいのじゃないか、というような提案 ‥‥主にボスはもっと弱くしてくれとかですけど‥‥が来て、 それに唯々諾々と引きずられてしまうと、ゲームそのものがインパクトのない、 終えた後に何も残らないものになってしまうんですよね。
(長くなったので、続きは次回に)

4月1日(TUE)今年度の年棒が発表に

5年間ずっと据え置きの果て、減棒。軽く学生時代の年収くらい下がりました。 ‥‥ただ幸いにもチームに残ったほかの企画のメンバーは、 事前の査定会議ではかなりしぶい話だった割になんとか微増で、みんなが無事ならそれでおk(T.T) 
EXTRO「だから、たくさん上がったS宮さんおごってください」
S宮君「嫌です

ちなみに、基準というものが今回から提示されることとなっていて、技術者としてのEXTROの評価は、 あの親分にしては過分の、というか自分でも信じられないくらいの高い評価を貰っていて、 (一方企画メンバー全員が、ですが、他人の面倒を見るとかいう点に対する評価はほぼ最低‥‥) それなのでダメージは受けている訳ではありません。 逆に言えば自分の仕事だけをしていてもこの先上がる見込みはないということで、今回の仕事では、 他人の仕事も含めてプロジェクト自体がうまく回るような仕事の仕方を考えないといけないんでしょうね。
たぶん無理だと思うけど、がんばりまーす。

3月23日(SUN)
無事、ベントさんの攻略本は完成いたしました(>_<)/

3月18日(TUE)海外版の仕事(2)

さて海外版は、今回忙しくて下訳を出さなかったんですが、 なんか、ローカライズチームとかいう専用の部署とかも出来てて、 私みたいな素人が訳さなくても良くなったのかな‥‥とか思ったんですけど‥‥。 何気に訳語を見てみると
魔法:アーマーブレス → Armor Brace(鎧の止めがね)
他にも一杯あったので、目に付いたところだけ訳し直しています。まあ、仕方ないかあ。

3月9日(SUN)海外版の仕事

知らないうちにバグ報告用のウェブとかも立ちあがっていて、 これまた知らないうちにバトルのバグとかが上がっているので手を入れることにしました。 ヘルプの仕事、攻略本の校正、そして次のプロジェクトの打ち合わせありで、 相変わらずばたばたしております。
バグ、と言っても大半はウィンドウからメッセージがはみ出しているとか、勝手にスクロールしてしまうとかの類。 今回の仕事では、デザイナーの意向によりウィンドウを1枚絵として用意しているため、 サイズの変更などには基本的に対応できなくて、メッセージの方で調整すると言う面倒なことをしております。 なんともローテクな話。古い言い方をすれば、月にロケットが行く時代なのにー、というところです。 また、単たるメッセージの変更であれば、翻訳チームの方に頼んで工夫してもらえばまあなんとかなるのですが、 「AがBのCをゲットした」というようなメッセージの場合、文法上の問題も生じてきます。 とりあえず英語版を作っているので、これらに関しては私の方で現在の各言語バージョンを調べて処理に分岐を作り、 目的語の位置などを変更して作り直しているのですが、韓国語とかだと完全にお手上げだなあ‥‥。


2月27日(WED)推理と検証

いまだに攻略本の仕事は終わってなくて、海外版の仕事も始まって、次期プロジェクトのミーティング なんかも週1であるので、ヘルプの仕事がちょっと宙に浮いたような感じで気持ちが悪いです。 まあ、次期プロジェクトのミーティングと言っても、 ゲームは面白くなくてもグラフィックさえ良かったと言わせれば勝ちだ! みたいなことを言う グラフィックデザイナーさんのやる気マンマンな独演会を小1時間ほどぼーっと聞いてるだけなんですけど。 ちなみにここ2回ほど、全員で8名ほどの小人数ミーティングにも関わらずS宮君なんかは 一言も発言していません。国会に出ている国会議員さんってこんな感じなのかしら、 などと2人で苦笑しあったりしてます。
一方攻略本の仕事ですが、ベントさん方も大詰めに入った感じで、 設定周りやマップの攻略ページなどの初校も送られてきています。それらの校正を一応手伝いつつ、 まだ未完成なページを作成する過程で出てくる疑問点なんかに回答をメールでしている訳なんですが、 この時期まで来ると、プレイ結果を元にした推理なんかがレポートして送られて来たりして、 それがどことなく特命リサーチのようで面白いです。 最初の仮定がそもそも間違っているようなこともあるのですが、開発者という立場からでなくとも 読み物として大変面白いと思ったので、その検証をするというよりは最終的な結論自体を証明して見せて 納得して貰おうと返事を書いています(ちゃんと証明しないとベントさんは許してくれませんよー)。 結果が違っていたから没、にしたりすることなくまとめてくれると嬉しいなあ、などと思うのですが、 実用性を考えると不要な要素かも知れませんね。 純粋なプレイヤーの立場だと、データが簡潔にまとまっているのと、 ヘビーなプレイヤーのディープなプレイレポートのような読み物を含んでいるのでは どっちがいいのでしょうかねー?

2月17日(MON)S宮君大いに語る

今日は、ちょっとだけ口が悪くて特に東南アジア系の人に厳しいことを除けば非常に温厚で、 チーム内でも歩くムカフーン打法と呼ばれているS宮君が久しぶりに熱く語っていたので、 たいへん面白かったです。
内容は、ヤフーファイナンスの自社の会社概要。平均年収を見て、 自分の年収が平均以下ということに気づいて怒り爆発、という訳です。 ただし、これは概要に記載されている年収と彼の年棒を比べてのことなので、 実際にはアップボーナスの一時金の上乗せがあるため彼自身は平均以上だとは思うんですが、 こういう話は理を説いても収まらないんですよね‥‥(^^ゞ
だって、○務とか○伝とかの一般ピープルも含めての平均がこれですよ! なんですかそれは!!
エンジンかかると止まらなくなるS宮君ですが、そう大声で言いながらちらちらと辺りをうかがう様は、 ちょっといかすなあ、とか思いました。
ちなみに、EXTROもS宮君もここ5年ほど給料据え置きなんですが、私は給料上がるより、 仕事減らしたいなあ‥‥。これだけ仕事が集中しては、明らかに作品の質に影響します、 と言うかしてます(TT)。 そう思っても、次回プロジェクトでも企画の人員はさらに減ることは確定のようで、 増えるのはグラフィックデザイナーばかり。給料は上がらず、仕事は増える予感。ああ‥‥。

2月11日(TUE)宮本・松野対談を読んで

ファミ通の宮本・松野対談を読みました。相変わらず宮本さんの話は面白いし、的確だなあ。
対談ではその宮本さんに松野さんが引っ張られっぱなしな印象だったけど、 実際、松野さんの携わってきたゲームはいろんな意味で宮本さんの関わるゲームとは 正反対だという気がします。だからこそ面白いんですけど。 今回のFFTAは、そういう意味で、松野さんのスタンスは宮本さんに近いかも。 どんな仕上がりになってるのか、楽しみです。SP買わなくっちゃ。どこで売ってるかなあ‥‥。

2月8日(SAT)私信

本来ならきまぐれイベント/FFXIレビューの続きとして書くべきことだとは思うのですが、 そこまで本格的に書くほどはまだ遊びこんでいないと思っていますし(最近ここに書くネタもないことだし)、 この場を借りて触れさせていただこうかと思います。
表題に私信とありますのは、直接は Channel KOFのアテナさんの記事(2月3日)への レスとして思ったことなのと、同時に、 一緒にFFXIの世界で遊んでいるExtroのお友達みんなと話してみたい事柄でもあったので、 このような形でまとめてみたような次第です。閑話休題前置き長いよね(^^;)

どんなゲームでもそうなんだけど、このゲームがつまらなくなる時、辛くなる時、 というのは確かにあると思います(材料費3万円で合成して全損‥‥は、これには含まれませんうぎゃー)。 アテナさんが挙げておられた2点、 そのレベルで適切なイベントが少なくて展開が単調になること然り、 レベル上げで人が密集してしまったり殺伐としたりすること然り。 それ以外にも、賞金首であるノートリアスモンスターや特定の場所に出現する宝箱が 一部の張りこみキャラの独占に近い状態になっていることの不平等感、 先行してレベルや生産スキルを上げたキャラがそれで膨大な利益をあげていることの不平等感、 あるいは、ジョブや種族に関する不平等感エトセトラエトセトラ。
それは確かにもっともなんですけど、そう感じている人に、ひとつだけ聞いてもいいでしょうか。
あなたは、このゲームを楽しもうとしていますか?
ユーザーというのはお金を払って遊んでいる訳で、だから、もっと楽しませてもらって当然、 と感じるのは自然なことかも知れないのですが、そこで別段、受け身になる必要って、ないですよね。 ゲームをする目的と言ったら楽しむことなんだから、積極的に楽しもうって態度で臨んだ方が、 より楽しめるんじゃないかと私は思うんですが。どうでしょう。
効率ばかり求めるからそうなる、と言う人もいます。でも実際はそう言うことでもなくて、 結局は、どれだけ自分で楽しめることをこのゲームで見つけられたかに尽きると思うんです。 ちょっと正論過ぎます? だけど、実際そうやって私が楽しんでるのは判りますよね?  サービス開始当初から始めてて、今だレベルは33(赤)ですけど、全体で見て中の下 (PC板から始めた人がいるので)程度ですけど、焦らず、急がず、頑張って楽しんでます。 楽しめてる一番の理由は、ゲーム内で知り合った人たちとの交流のおかげなんですけど。 なんか、お仕事では別プロジェクトのヘルプの話とかきててそんなにのんびりしてられなくなりつつありますが、 まだまだ楽しみます。アテナさんも、がんばってね。(>_<)/cheer

1月28日(TUE)インタビュー

その山下さんご一行が攻略本のインタビューにいらっしゃいました。
前回、仕事でご一緒した際にはベニーさんもいらしたので、もし今回もいらっしゃるようなら 風よ。龍に届いているか にサイン入れてもらおうと思ってたのですが、会社に泊まりこみで仕事をしておられるとのことで、不発(^^;)。 どさくさまぎれに山下さんの、大昔の 山下 章のレスキュー! AVG&RPG にもサイン入れてもらおうと待ち構えていたのですが、 どさくさが起こせませんでした‥‥(>_<)。
インタビューは、S宮君がつい反省ばかり口にするのが目立ったほかは、つつがなく進行しました。 予定時間ぴったりに終わったのにも、ちょっと感動。 それもこれも、すべては進行を一人で切り盛りしてリードした山下さんの熟練の味と申せましょう。 うーん、さすがです。

1月20日(MON)今日から仕事

まあ、またーりやります。
と言っても、打ち上げから帰ってみれば自宅に、山下さんからさりげなくデータとQ&Aの催促が!  とりあえず金曜日に片付けられるだけ片付けたので、あとはまだ休んでいる企画からデータ取りたてて、 必要なデータを抜き出して整理して渡せばあがり、という程度までは進んでいます。 今回はデータをソースにべた書きしていることが多いので、このデータ整理がまた大変なんですが。 山下さんとりあえずちゃんとやってますよー(^^;)。

1月10日(FRI)連日の深夜のメール

連日、深夜1時過ぎになると山下さんからのメールが‥‥(´ー`;)
ちなみに、昨日付けの時点でラスボスには無事勝利されたとか。おめでとうございます。 そのボスは難易度的に2番目に強いボスだと評判でした。
最初に黙殺したことをここで晒したせいか、ここから更に転送しているS宮君からは 丁寧な回答が帰ってきて、EXTROがちょこっと付け加えてベントさんに送る、 また突っ込みや新しい質問が返ってくる、そんな繰り返しで攻略本の仕事は進んでおります。 メールベースのやり取りということもあって、 山下さんからはいつも丁寧なご挨拶を頂いており、恐縮することしきり。
本日、エンターブレインの新年会があり、
そこで“おやぶん”に会いました。
いつも変わらず、お元気そうですね。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

1月8日(WED)深夜のメール

深夜1時過ぎ。山下さんからラスボスに敗北との知らせ。それは枕で、緊急の質問状でした。 大急ぎで返答、、、しようにも、マップ攻略の件なのでEXTROでは答えられず。 携帯メールでをS宮君に送るも黙殺(いや、寝てるって)。N川君は、1日中ヴァナにいた挙句 11時過ぎに落ちたので、やはり寝ているものかと。ああ‥‥。

1月7日(TUE)そんなに休めませんでしたー(;´д⊂)

早速、とんでもない量の質問状が自宅に来たです。山下章氏から。
揺籃の師直々にメール頂いてサボり倒すわけにもいきませんので、ちょっと働きます。 担当に関係なく全部の質問が来ていると思われるので、S宮君とかN川君のとこには、 ここからメールベースで質問回します。可及的速やかに回答下さいませ。

1月4日(SAT)あと半月くらい休みますよー

ベントさんと仕事をすることになりましたので、そのへんで何か面白い話があったら更新します。