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区政報告  平成19年11月30日-2

質問2.JR金町・亀有駅利用者の利便性の向上

次に、亀有・金町駅利用者の利便性の向上について、お伺いします。
先に述べましたように、今後新宿六丁目では1500戸、東金町一丁目で800戸以上、さらに金町六丁目でも700戸を越すマンション建設が予定されており、金町駅の利用者が大幅に増えることは確実です。
一方、現在の駅舎では、朝夕のラッシュ時に改札口内が大混雑になり、外部の生活通路として利用されている南北通路は人と自転車が混在している状況です。
駅舎内はバリアフリー化により、エレベータが設置され、平常時は障害者・高齢者などだれもが利用しやすくなりましたが、通勤時間帯に目を向けると、エレベータにより狭くなった階段に人が溢れるように集中し、何時事故が起きるか不安な一面もあり、新宿や東金町の開発が進むとどうなってしまうのか、不安は更に募ります。
このように、現在進行しつつある新宿六丁目や東金町の開発を契機として、町の中心となる金町駅の改良など、利用者の増加を見据えた利便性向上策を早急に検討し、JRと協議を進めることが大切ではないでしょうか。
昨年区議会から国へ提出した意見書にもありますように、昭和46年の国鉄常磐線と営団地下鉄千代田線の相互乗り入れ運転以来、西日暮里駅乗り換えでは、メトロ運賃の関係で、料金格差が生じています。
更に、今年の3月18日、パスモとスイカの相互利用が開始され、利便性は向上しましたが、連絡切符使用とパスモかスイカ利用では、同一区間で料金がまったく異なる矛盾が新たに発生しました。
また常磐線各駅停車は綾瀬駅が接続駅になっているがゆえに、千代田線は綾瀬止まりが多く、さらに綾瀬駅で時間調整が行われ、利用者の不満、不便さはこれまでも再三指摘したところです。
現在、小田急線と千代田線の相互乗り入れが行われており、来年3月には
小田急電鉄の「特急ロマンスカー」が平日、朝夕「ビジネス特急」として運行され、土曜・休日の日中には北千住、箱根湯本間を「観光特急」として北千住駅を
基点に運行され、本数がさらに増えると予想されます。
今後、小田急車両の千代田線乗り入れは小田急線の複々線化工事の終了とともに尚一層増え、小田急車両は機能的に綾瀬駅までしか入れず、JR線への乗り入れができないため、区民のイライラはますます増すばかりです。
このような様々な状況を葛飾区はどのように捉えているのでしょうか。
近隣自治体の松戸市・柏市・我孫子市・取手市では、常磐線沿線の通勤・通学者の利便性の向上と地域の活性化のため、現在、東京都内の上野駅止まりとなっている「常磐快速電車の東京駅乗り入れ及び東海道線との相互直通運転」の早期実現を求め、4市長が平成17年、19年と2度にわたり東日本鉄道株式会社本社(渋谷区)、及び東京支社(北区)を訪れ、要望書を提出し、早期実現を求めています。さらに各市では、それぞれ個別に要望書を提出していると聞きました。
葛飾区も区民が求めている現状をしっかり把握し、実行してはいかがでしょうか。そこで質問いたします。
1.新宿六丁目、更には東金町一丁目の開発が進んだ場合、現状の駅のポテンシャルでは、十分な機能が発揮されず、危険さえ考えられます。今後、区としてどのように取組、進めていく予定なのかお聞かせください。
2.亀有・金町駅の利用者は、様々な不利益と不便さを強いられており、この状況を区としてどのように認識しているおるのか
3.区長は区民が強く求める不便さ解消と地域活性化のため、積極的な要望活動を続けるべきと思うが、お考えをお聞かせください。

JR亀有・金町駅利用者の利便性の向上について
(区長答弁)
昭和46年の国鉄常磐線と営団地下鉄千代田線の相互乗り入れ運転の開始により、亀有・金町駅利用者にとっては、都心への速達性が向上するなどのメリットがある反面、上野方面に行くには北千住での乗換が必要になり、また、西日暮里で乗り換えるには、メトロ渾賃の関係で料金が高くなるなどのデメリットが生じております。
しかしながら、この料金問題につきましては、平成14年に国会の中でも取り上げられ、所管官庁である国土交通省は「利用者の利益その他公共の利益を阻害しているほどの不合理が存在しているとは認められず、JRと営団の協定について変更を命ずる考えが無い」ことを表明しており、区としてこの問題を前面に出した取組は難しいと考えております。
このようなことから、区としましては、駅利用者の利便性を様々な視点で向上させることを目的とした取組を進めてきているもので、亀有駅については福祉のまちづくりのモデル事業として、また、金町駅につきましては交通バリアフリー法に基づく重点整備地区として位置づけ、エレベーターやエスカレーターの設置、券売機の改良などに取り組んできたところでございます。
区としましては、引き続き、亀有・金町駅の利用者の利便性向上に向け、綾瀬駅止まりの解消や駅舎の改良を求めるなど、要望活動を継続していきたいと考えております。

新宿六丁目などの開発が進んだ場合、現状の駅のポテンシャルでは十分な機能が発揮できないと考えるが、今後、区としてどのような取組を進めていく予定なのかについて
(都市整備部長答弁)
今後金町駅周辺では、新たに2000世帯を超えるマンション開発や新宿六丁目の大学誘致など、多くの市街地整備が予定されております。
このようなことから、これまでも区が把握している民間開発を含めた市街地整備や都市基盤整備の動向などを、適宜JR東日本へ情報提供するとともに、駅舎の改良の必要性を訴えてまいりました。
また、金町駅周辺のこれらの課題を心配される方々とともに、JR東日本へ要望も行なってきたものでございます。
今後もあらゆる機会をとらえ、JR東日本に対し、要請活動を行っていきたいと考えております。

   

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