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第16回区政報告  平成19年2月

平成19年2月20日

今回の区政報告は私達が活動しております鉄道問題に於いて、新たな問題が出てまいりましたので、特集として報告をさせて頂きます。
 ICカード「Suica」と「PASUMO」の相互利用開始について
新年早々、JR金町駅に3月18日より、ICカードスイカ(Suica)で首都圏の私鉄・地下鉄・バスが使えますというポスターが貼られており、更に「首都圏ICカード相互利用のご案内(概要版)」が置かれていました。
「Suica」はJR東日本のICカードで、「PASUMO」は首都圏の私鉄・地下鉄・バスで発売するICカード乗車券です。3月18日から相互利用になり、1枚のカードで首都圏のすべての交通機関で使え、便利でその機能性は優れていると考えられます。
しかし「首都圏ICカード相互利用のご案内(概要版)」の8,9ページに「ICカード相互利用に伴う運賃の計算方法について」という説明書きにおいて、SuicaでJR線と他の鉄道会社線をまたがって利用する場合の例として金町・亀有駅利用者が、日頃使っている西日暮里を経由して、JRの他の駅に行く例が書かれていました。  
 その内容は
「東京メトロ千代田線・北千住〜西日暮里を経由する一部の区間をSuicaでご利用の時は、前後のJR線の運賃の合算額から100円割引します。この場合、連絡きっぷ(磁気乗車券)でのご利用の場合と運賃の異なることがあります。」 と書かれており、下記のように説明されていました。

田端   JR     西日暮里  千代田線  北千住   JR    金町
●------------------------●――――――――●-----------------------●
130円            160円             160円

○Suicaを利用した場合
JR線合算運賃−100円+メトロ線運賃
(130円+160円)−100円+160円=350円

○連絡きっぷを利用した場合
JR線通算運賃 + 東京メトロ線運賃
   160円 + 160円 =320円

私はこの運賃の計算方法について、次の各点について疑問を持ちました。
1.東京メトロ千代田線・北千住〜西日暮里間を経由する一部の区間とは、どの区間をさしているのか
2.「前後のJR線の運賃の合算額から100円割引します」とありますが、100円の算定根拠はどのようになっているか
3.亀有・金町駅で定期券を購入する場合、どちらの料金が適用されるのか
4.同一区間(金町〜田端間)において、なぜ2つの運賃が存在するのか。

わたくしは公共交通の運賃は簡明でかつ公正・公平が基本であると考えます。
そこで平成19年1月10日、JR東日本旅客鉄道株式会社東京支社、総務部
企画室企画調整課に金町・亀有地区交通問題対策協議会名で上記の1.2.3.について.確認の文書を送りました。   

その結果
平成19年1月22日付、にてJR東日本より回答を頂きましたので記載します。

JR[スイカ]と「パスモ」との相互利用サービスについての問い合わせについて(回答)
謹啓 平素より当社事業に付きましたご理解ご協力をいただき厚く御礼申し上げます
さて、1月10日付でお問い合わせのありました標題の件につきまして、以下のとおり回答いたしますのでよろしくお願いいたします。

@「一部区間」とは「亀有・取手間から東京メトロ千代田線北千住・西日暮里間を経由して山手線内(中央線神田・代々木間含む)、埼京線池袋・赤羽間、京浜東北線田端・蕨間及び尾久の各駅相互間」です。
A「JR線―他の鉄道会社線―JR線」のような、特定の鉄道会社線区間を経由する1枚の 磁気連絡乗車券を発売する場合は、前後のJR線区間の営業キロを通算してJR線運賃を算出し、他の鉄道会社線運賃を合算する運賃計算方法を適用しています.
一方、ICカード乗車券の相互利用は、各社が発行するICカード乗車券を、他社の路線でも使用できるようにすることにより、お客さまの利便を図るものであり、連絡乗車券の取り扱いとは異なります。ICカード乗車券では、それぞれの会社毎の運賃を区間
毎に頂戴するのが原則となります。
ただし西日暮里〜北千住間についてはメトロ千代田線経由のご利用が相当数あることから,それぞれの会社毎の運賃を頂戴することによるお客さまのご負担を軽減するため、ICカード乗車券でご利用する場合は、取扱範囲を限定した定額(100円)の乗継割引制度を新設しました。
乗継割引の設定範囲については、ICカード乗車券でのご利用が相当数見込まれる区間とし、割引額は,ICカード乗車券の利用促進や連絡乗車券からICカード乗車券への誘発効果等を考慮して100円としました。
なお、Suicaでは自動改札機で瞬時に運賃計算を行うため、現行のシステムでは磁気連絡乗車券と同様の運賃計算方法を適用することは、今のところ困難となっております。
B定期券については現行の連絡定期券同様、Suica連絡定期券についても前後のJR線区間の営業キロを通算してJR運賃を算出します。
との回答を頂きました。

この回答を踏まえ料金表を作成した結果 (別紙掲載)
同一区間で2種類(Suicaと連絡きっぷ)の異なる料金が発生しています。更に大井町から横浜方面、大久保から中央線三鷹、八王子方面、浅草橋から総武線千葉方面、南浦和から大宮方面等で大幅な割高運賃になる状況がわかりました。
一方、JR常磐線を利用する松戸以遠の人たちは、快速線を利用した方が運賃が大幅に安くなります。比較表からもわかるように、松戸駅から他のJR駅へのSuica料金は金町駅からの千代田線経由のSuica料金より、大幅に安いです。同じJRの駅でありながら金町より松戸の方が運賃が安いという逆転現象が生じています。
金町・亀有駅利用者は常磐線の混雑解消のため西日暮里乗り換えに誘導され、その結果西日暮里経由を利用すると、割高で、不明瞭な運賃を払う結果になるのです。
なぜ同一区間で2通りの運賃が生じるのですか?
皆様、この運賃体系を、どうお考えになりますか。このまま認めていいのですか?
3月18日までに、この料金問題が解決しなけねば、これから永遠に割高で不明瞭な運賃を払い続けることになります。
公共交通の運賃は簡明でかつ公正・公平が基本です。
わたくしは金町・亀有地区交通問題対策協議会の皆様と一緒に、この料金問題
解決に向け頑張っておいります、皆様方のご支援、ご協力を切にお願いいたします。

   

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