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このサイトについて −年金は一日にして成らず−

年金のホームページを公開していると、いろいろな方からご質問をいただきます。
中には海外に移住する際の年金の扱いや確定拠出年金に関する質問など目新しいものもありますが、相変わらず圧倒的に多いのが「私の年金はいくらになりますか?」という内容のものです。
厚生労働省が行った「年金制度に関する各種周知度」の調査によると、「年金に関する知りたい情報は?」との問いに、7割以上の方が「自分の受給できる見込み年金額」と答えたそうです。このことからも、受給金額が加入者の最大の関心事であることがうかがえます。
これまで、年金の勉強は定年退職の準備とするのが一般的でした。 ところが、昭和61年以降、大きな年金制度改革が続いているため、若い世代の方も年金に無関心ではいられなくなってきているようです。ただし、その関心の多くは年金受給額の増減の問題にむけられ、年金制度のしくみ自体は良くわかっていないという場合がほとんどです。
定年退職までサラリーマンを続けるのであれば、制度のしくみに多少の誤解があったとしても、それが取り返しのつかない事態を生むということはないでしょう。しかし、自由業や個人事業を営んでいる方の場合には、ちょっとした誤解から年金がもらえなくなってしまったり、減額されてしまうケースがあります。
例えば、脱サラして自営業を営む方が、過去に10年程度加入した厚生年金をあてにして国民年金の保険料を納めていなかったり、保険料を納めた期間が25年になった時点で「もう年金はもらえる」と安心して、以後の保険料を納めないというようなケースです。
前者の場合は、厚生年金の受給要件を誤解していますので、このまま国民年金の保険料を納めずにいるとせっかく保険料を納めた厚生年金までもが支給されなくなってしまいます。
また、後者の場合は、年金が支給されるにはされますが、その年金額は4割近く減額されてしまいます。
老後はだれにでも確実にやってきます。やがて訪れる老後の収入確保に関心が向いてしまうのは仕方ないことでしょう。しかし、年金のしくみを知って、日々の積み重ねをしっかりとしておくことが、最良の結果を導き出すのです。
年金は一日にして成らず。生きがいのある豊かな老後を迎えるために、今からしっかりと準備しておきましょう。
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