デジモンテイマーズのCGについて。

 デジモンテイマーズという作品においてはさまざまなCGが登場します。
 ではCGとはどれかというとまたややこしい話になるんですが、結論から言うと全てということになってしまいます。
 それはセルが存在しなく全ての最終作業がパソコンの画面上で行われるからですが、そういう細かいことは置いといてさらにCGと区別される作業があります。所謂デジタルエフェクトであるとか3DCGであるとかの類です。
 
 取り敢えずここではいろいろな人に作られるCGの作業分担の役割なんかをちらほらと。
 
 大きく分ければ3つに分類されるのがテイマーズにおいての特徴です。
 制作(演出)により作成されたもの。CG班により作成されたもの。撮影により作成されたもの。と分かれます。
 制作で作られたものが、主に貝澤さんが作成したデジタルフィールドや霧関係です。その他にも貝澤さんの担当回に作られたもの、例えば14話の細かいダストやシャッガイホールなどもそうです。
 あとは角銅さんの担当回だと3D系のCGなどがあり。
 テイマーボール(究極体の中のシーン)のCGは貝澤さんが作った元になる1枚のCGを元に地岡さんが加工、作成したものです。
 CG班で作られたものが、リアルワールド球、ダストパケット、ゾーン、デ・リーパーなどがそうです。
 それらのCGを撮影で合成、加工して実際の画面となるわけです。
 最後に撮影によるもの。
 これらは上に分類されないものがほぼ当てはまる訳ですが、デジモンの粒子化、モーフィング、透過光などのセルと密接関係にあるようなものの加工などはそうです。
 
 基本的にセルに馴染むように作成しています。ただ、デジタルフィールドやデ・リーパーなどは日常の中に現れる違和感という演出的意味合いもあってあえて少し浮いた感じに合成していますけど、ちゃんと受け入れてくれるかどうかはどうなんでしょ。見た人が決めることなんでこっちでそんな主張しても仕方ないんですけどね。


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