感謝しなさい

とうとう戦争が始まりました。国連の努力も徒労に終わりました。
勝敗は初めから判っています。そもそも米国は勝てる戦争しかしないのです。
かつてノルマンディーに上陸したのも、ナチス・ドイツが疲弊し始めたからです。
しかし、武力によってフセインの体制を崩壊させることはできても、イラク国民の強固な
信仰は揺らぐことはありません。米国に対する憎しみは、頂点に達することでありましょう。
イスラム教に国境はありません。イラクが受けた屈辱は、ムスリム(イスラム教徒)の屈辱で
あります。彼らは、聖戦(ジハード)という名の絶望的な闘争、すなわちテロによって、合衆
国市民をパニックに陥れることでしょう。

信仰の力を侮ってはいけません。
私は、今後予想されるであろう、さらなる困難に、信仰を忘れた現代の日本人が、果たして
耐えうるのだろうかと、心配でしかたありません。
リストラされた。失業した。ローンが払えない。家族が不仲になった。病気になった。等々
お先真っ暗な状況に追い詰められると、前途を悲観して簡単に自殺をする。子供を道連れに
して親子で死ぬ。インターネットで仲間を募って死ぬ。訳がわかりません。
困難に果敢に立ち向かい、克服することが人生の喜びであり、醍醐味ではないでしょうか?
信仰なき生活は、人を滅ぼすものです。
このように、自ら死を選ぶ人は、なんの信仰も持たず自分は神に生かされている存在である
ということに気が付いていないのでしょう。
信仰とは、つまるところ、感謝をすることであります。
神々に感謝し、両親に感謝し、兄弟に感謝し、親戚に感謝し、自分の子供に感謝し、妻に感
謝し、恋人に感謝し、恩師に感謝し、友人に感謝し、先輩や後輩に感謝し、犬や猫や金魚に
感謝し、自分が守りたい、いとおしいと思うものすべてに感謝をすることであります。
お互いがお互いに感謝し合い、生かし生かされていることを悟り、清く明るく直く正しく生
きること。
これこそが、神道の精神であり、すべての日本人が神道の精神に立ち返り、困難
に立ち向かう勇気を取り戻すことができるのならば、日本は必ず蘇ることができると信じて
います。03/03/20
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