目を覚ませ

イラクの首都バグダッド周辺では、米軍への攻撃が激しくなってきています。
これは、米軍によるイラク民兵に対する掃討作戦への報復と考えられますが、戦闘終結宣言
とは何だったのでしょうか?せっかくエキストラを動員してまでフセイン像を倒したのに。
フセイン政権崩壊後、米軍の死者は50人を超えたとの報道もあり、イラクの現状は、戦後
と呼ぶにはまだ時期尚早と言わざるを得ません。
大量破壊兵器も未だに発見されず、イラク戦争の正当性を疑問視する声が日に日に高まって
いく中で、頭の弱いブッシュをけしかけて戦争を始めた、キリスト教原理主義者達は戦死者
の遺族に対して、どのように申し開きをするつもりでしょうか?
まあもっとも、
原理主義者というものは、自らの信仰を守ることが精一杯で他人の心の痛み
など感じる余裕はない
のですが。
イラク戦争に従軍した若者の多くは、ヒスパニックや黒人など貧しい移民の子弟で、裕福な
白人家庭の人間は、ほとんどいないそうです。ですからエリートたるネオコン達は、罪悪感
などこれっぽっちも感じないはずです。
進学の為の奨学金を目当てに従軍し戦死した貧しい若者は犬死以外の何者でもありません。
米国の自由と民主主義は、弱者の犠牲なくしては成り立たないものなのです。

このような偽善に満ちた建国200年そこそこの、どこの馬の骨かわからないような流れ者
達が寄せ集まった国に、我が国は「無条件降伏」をしたのです。
無条件降伏をしたのだから、我が国は、いまのところは、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び
米国に付き従うしかないのです。我が国の外交政策は対米追従以外の選択肢はないのです。
戦争が終わらないイラクに自衛隊を送るしかないのです。
在日米軍の存在は、極東における国際平和及び安全の維持に寄与するために、必要不可欠で
あるなどと言われていますが、我が国は米国に「おとなしく言う事を聞け」とのど元に銃を
突き付けられているようなものです。
すべての日本人に、かくのごとく、惨めな我が国の現実を直視して、いかにして、天の徳、
地の恩に満ち満ちた、清浄の世界を実現するのか?を真剣に考えるべき時が来たのです。
民族の自信と誇りを取り戻し、米国に隷属している状態から抜け出さなければなりません。
いいかげんに、目を覚ましなさい。03/06/24
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