民族協和

イラクのイスラム教シーア派の聖地カルバラと、首都バグダッドのシーア派の居住地域で
大規模な爆弾テロが起きました。当日は「アシュラ」と言うシーア派の重要な祭りの日で
多数の信者が参加していた為に、犠牲者は百数十人に達したそうです。
これは明らかに「誰か」がイラク国内の宗教対立を激化させ、内戦を誘発しよう。と言う
意図が読み取れます。
かかる状況において、世界でも稀なほど、情報収集能力の低い外務省と防衛庁はイラクの
自衛隊に対し、的確な指示を与えることができるのか、はなはだ疑問であります。
国際情勢を分析する上で、そもそも、9・11から今回のイラク戦争に至るまでの動乱は
「第四次世界大戦」の序章である。とする考え方があります。
なぜ「第四次世界大戦」なのか?と言うと、冷戦期を「第三次世界大戦」と捉え、ソ連と
ベルリンの壁の崩壊に象徴されるように、共産主義思想は単なる妄想であった。と言う事
が露呈し、資本主義の完全な勝利に終わったからであります。

私が前述した「誰か」とは、イスラエルのシオニスト右派に他なりません。
彼らは、イラクの内戦を引き起こし「中東大混乱」を現出させ、イスラエルがこれを平定
することで、「ナイルからユフラテ」までをユダヤ人=ユダヤ教の支配下に置くと言う、
「大イスラエル主義」を成就させよう。と言う野望を持っているのです。このことは内外
の研究者の間では、周知の事実です。
9・11のテロにしても、それを強行した「アル・カーイダ」なる組織は存在せず、実体
はイスラエルの諜報機関と言う説もあり、運命の9月11日に、WTCに勤める四千人の
ユダヤ人が、揃って有給休暇を取っていて難を逃れたと言う事実は、どう説明すればいい
のでしょうか?
いずれにしても、シオニスト右派が、ネオコン勢力と頭の弱いブッシュを、そそのかして
米国を一気に対テロ戦争へ駆り立てた。という事は、疑いようがありません。
こうした一神教世界の内ゲバ、即ちハンチントン氏の指摘した「文明の衝突」が「第四次
世界大戦」の引き金になるであろうことは、想像に難くありません。
イラクで、ユダヤ・キリスト教徒とイスラム教徒が血で血を洗う熾烈な戦いを演じている
間に、世界中でも不穏な動きが起こりつつあります。
中南米のハイチでは政変が起きました。中国と台湾の対立も厳しさを増してきています。
また、中国は国内にも民族紛争を抱えています。先日の6者協議も決裂しました。我が国
でも、北朝鮮に対する制裁を求める声が日増しに高まっています。
ロシアでもテロが続発しています。アフリカ諸国も相変わらずゴタゴタ続きです。

イラクに於ける「文明の衝突」の真っ只中に「神国日本」の自衛隊が派遣されたことは、
極めて意義のあることです。
惟神(かんながら)の大道を歩む日本民族にとって、全ての民族は等しく尊い命であり、
全ての宗教は神道に収斂されるべきものであり、全ての文明は等しく並び立つものであり
ます。
自衛隊には、狂った一神教徒たちに対し、日本文明の「型示し」を行ない、八百万
の神々の代理として、民族の協和を説くという事が、天命として与えられているのです。
日本文明は世界の奇跡であり、その源の神道は人類最後の希望であります。04/03/04
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