立ち上がれっ

今回の衆議院議員総選挙において、自民党は過半数を取るどころか解散前の議席すら割り
込みましたが、無所属議員の取り込みと連立の利点を生かし、とりあえず安定多数は確保
しました。一方、民主党は解散前より議席を40も増やし、喜びに沸きかえっています。
また、左翼政党は賢明な有権者によって死刑を宣告されたも、同然であります。
今回の選挙は、2大政党制による政権交代の実現の可能性を占うという目的があったわけ
ですが、有権者は、それを肯定も否定もせずに、決して態度を明らかにすることはありま
せんでした。
要するに、自民党は少しだけ負けて民主党は大勝できなかっただけで、結局この先、世の
中は何も変わらないのではないか?そもそも主権者たる国民自身が変化を望んではいない
のではないか?と疑わざるを得ないぐらい白けた選挙でした。投票率も史上二番目の低さ
でしたし。

この選挙の結果、我が国には改革への強固な意志も能力もない。と言う事実が、世界中に
知れ渡り、さらにイラクへの自衛隊派遣問題に象徴されるように、日本は外交においても
自ら考え自主的に行動することが出来ない。という致命的な欠陥を、さらけ出した途端に
アル・カーイダの指導者なる人物が「自衛隊をイラクに派遣するならば東京をテロの標的
にする。」との声明を電子メールで、ロンドンのアラブ系週刊誌に送り付けて来ました。
これは、イラクへの自衛隊派遣に対して揺さぶりをかけるものであり、明らかな脅迫であ
り、皇国に対する重大な挑戦であります。
我が国も、ずいぶんとなめられたものです。
しかし、現在の我が国の姿を見れば、イスラム原理主義者のみならず世界中の誰もが、私
たちを小馬鹿にしたくなるのも無理はありません。
いまや日本人は、彼らの言う通り「犯罪者ブッシュの追従者」でしかないのです。

プロイセンの将軍、
クラウゼヴィッツは「三つの信条」の中で次のように述べています。
「卑怯な屈服の汚名はけっして消し去ることはできぬ。一民族の血液内のこの毒薬のしず
 
くは子孫に伝えられ、その後の種族の力を奪い、害するだろう。」
卑怯な屈服とは、大東亜戦争敗戦後の我が国の米国に対する卑屈な態度に他なりません。
我が国は、天皇陛下の玉音放送の開始の直前まで、命を懸けて守ってきた善き伝統と秩序
を自ら否定し、勝利者のはした女となり、奴隷に成り下がってしまったのです。

かつて米国は、日本人を「黄色いサル」になぞらえました。
信仰を忘れた現代の日本人は、ただのサルの群れに過ぎません。
米国に、従順に従う猿回しのサルでしかありません。
もうそろそろ目を覚ますべき時ではないでしょうか?
いつまで一神教徒にさげすまれ、侮辱され続けているのですか?
単なる追従者に過ぎない我が国の為政者たちに代わって、私たち国民自身が国を変革する
気概を持ち、神道の精神に立ち返り、日本の文明力を発揮して我が国を世界のまほろばと
成すべく立ち上がる時がきたのです。03/11/20
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