宗教法人神道大教

明治3年の大教宣布の詔によって設立された大教院の解体に伴い、明治8年、神道事務局が創設され総裁には皇室より有栖川宮幟仁親王が迎えられました。その後、明治18年、稲葉正邦卿が初代管長に就任され、明治19年に神道本局と改称し、さらに昭和15年には神道大教と改名、教務を総管する場所を本局と称することとし、現在に至っております。本局は、東京都港区西麻布にあります。
天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、伊邪那岐神、伊邪那美神、天照大御神、天神八百万、地祇八百万を八柱の神とし、天徳、地恩、清浄、光明を四大信條としています。

神道大教四大信條要典第四章光明第三十節
「神道は敬神崇祖が第一義で、清く明るく直く正しい道であり、光明世界である。人類が等しくこれを覚るとき、天の徳、地の恩に満ち満ちた清浄の世界と、光明にあふれる生活とを享有することができるのである。」
要するに、神を敬い、祖先を崇め、正しく生きることが幸福への道であると言うことです。皆さんは、大変困難な時代を生きていかなくてはなりませんが、生まれてきた以上、死ぬまで生きなくてはなりません。がんばりましょう。

※有栖川宮幟仁親王(ありすがわのみやたかひとしんのう) 1812-86
 有栖川宮第八代。孝明天皇の信頼厚く、維新後は明治新政府の議定等、要職を歴任。
※稲葉正邦(いなばまさくに) 1834-98
 山城国淀の藩主。幕府老中、京都所司代。維新後は淀藩知事。宗教行政に尽力した。
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