一神教は残酷だ

神道大教四大信條要典第二章地恩第一節
「地上の生物は凡て繁栄が約束されている。」
同第二節
「繁栄は睦み合うことによってもたらされる。」

今日も、愚かな一神教徒たちの醜い争いが続いています。
パレスチナ側の自爆テロに対する、イスラエルの最新兵器による報復攻撃は、唯一の神しか
知らぬ人間たちの悲劇を示すものとして、私たち多神教徒たる日本人に、貴重な教訓を与え
ています。お互いがお互いの信仰を尊重し睦み合うということは、そんなにも難しい事なの
でしょうか?
常識的に判断すれば、これまでのイスラエルの行動は行き過ぎたものと言わざるを得ません。
ユダヤ人は民族の繁栄の為には、パレスチナ人の犠牲をいとわないかのように、ふるまって
います。ユダヤ人は、おそらくパレスチナ人の繁栄は望んでいないのでしょう。
ヒトラーはその著書「わが闘争」 の中で、このように述べています。
「ユダヤ民族の自己保存の衝動は、他の民族よりも、ずっと強い。」
「ユダヤ教の教義は、第一は、ユダヤ人の血の純粋さを保存するための、またユダヤ人相互
 の交際およびそれ以上に他の人々、つまり非ユダヤ人との交際までも規制するための命令

 
である。」(平野一郎・将積茂訳 角川文庫)
ヒトラーの、ユダヤ人に対する分析と考察は極めて正しかったと言えましょう。
イスラエルは、パレスチナ自治区の中に入植地を創り、それだけでも不合理な話ではありま
すが、さらに、パレスチナ人を常に監視し、正当な理由なく逮捕拘束そのうえ虐殺し圧倒的
に強大な武力を背景にしてパレスチナ人の人権を抑圧しているのです。
ユダヤ人は、かつてナチスから受けた非人道的な扱いと迫害を、今度はパレスチナ人に対し、
行なっているのです。重ね重ね哀れな人種であります。
先日発表された新中東和平案の行程表(ロードマップ)は地獄への行程表と成りつつあります。

我が国に大陸から仏教が伝来した際、神道はその大いなる寛容の精神でもって、これを迎え、
共に生きてきました。この「共に生きる」という考え方こそが、神道の重要なテーマであり
ます。神道においては、森羅万象生きとし生けるもの全てに、神が宿っているとされていま
すが、この本当の意味は、森羅万象生きとし生けるもの全てが、平等に尊重されるべき貴い
命であるということなのです。
全てとは、まさに全てであります。人間も動物も植物も、山や海など地球の自然も大宇宙の
星たちも全てであります。
ちなみに、このような考え方は「アニミズム」と呼ばれ、欧米の一神教世界では、原始的で
下等な宗教概念とされています。まあ、言いたい奴には言わせておきましょう。
神道の世界においては、あらゆる人種も宗教も否定されることはありません。
今後は、ユダヤ人もパレスチナ人も、このような神道の多元的な価値観を見習って、新たな
国づくりを行なって欲しいものです。多分無理でしょうが。03/06/18
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