ラッキーな朝・持つべきは友

朝の散歩で春の兆しを感じるこのごろ・・・
土曜の少し遅い散歩は静かで、そして晴れていれば日差しが暖かくのどかで、私は好きである。
エルは、というと季節は関係ないらしく、散歩のときはいつもうつむき加減で・・・

「くちゃ、くちゃ・・・」
「こら!ガムなんか拾って食べてるんじゃない!」・・・まるで情緒というものがないのである。
顔と行動のバランスがとれていないのは、コッカー天性のものなのか・・・

しかし考えてみるに、道路とか信号とかあるいはモラルとかに意味があるのは人間であって、
他の動物には関係ない。
そのことは当然のことなのだが、えてして擬人化して押し付けている。

エルがうちへ来たての頃の出来事を思い出す・・・

まだ小さく、散歩の足取りも頼りないころ、広い通りを横切ろうと横断歩道を渡っているときの事。
真ん中より少し過ぎたあたりで、急にエルがもようしたらしく腰を落としてうんこしてしまった。
もう信号は点滅しているし、エルはまだ腰を上げないし、ギャラリーはいるしで困った。

「信号よ!」と横でパニクっているかみさんを尻目に、平然としているエル君
う〜ん、うんこも太いわけだ。などとしゃれている場合ではない。
回収している暇もなく反対側まで急いでわたる二人と一匹・・・格好悪い・・・

「信号変わったら採りに行きましょうよ。」とかみさん。
「いや、いいよ。」と私。
「なに言ってるの!そんなモラルの低い事ダメよ」
(まあそれは当然だけれど無理と思うよ。)

一台目の車は見ていたらしく、よけて通っていった。
二台目は・・・
「ビチャ!」・・・それはなんとも言えぬ音であった。
「あ〜あ、やっちゃった。」 案の定である。
「・・・・・・」(言葉を失うかみさん。)
次から次へと車が通過していく。もう跡形もなくなっている。
こうなると、モラルとかの問題ではないのである。回収不能である。

ちょっとした寸劇に、しばしボー然としていた二人であった。
(道路とか信号の話しで思い出した・・・)

最近は犬も増え、散歩をしているとオシッコで電柱がびっしょり、なんて言う光景によくお目にかかる。
これではいけないと考えつつ、アイデアがひらめいたが、それはまたあらためて書くことにする。

いや今回は、うんこ・オシッコ談義ではないのである。
激しく脱線してしまった。話を散歩のことに戻そう・・・

朝の散歩コースであるが、その中に近所の公園が入っている。
大抵そこに寄り、エルと少し遊ぶのが日課となっている。他の犬も来ている事がある。
ほとんどが顔見知りの犬たちではあるが、そのなかで私が気に入っている犬がいる。

ビアデッド・コリー「ラッキー」君である。会うのが楽しみな犬だ。
性格はおとなしく、あまり吠えた事がない。人懐っこくそれゆえ番犬には向かないだろうが、私は好きだ。
今日は来ているだろうか・・・

いたいた!ラッキー君だ。

ビアデッド・ラッキーラッキー・ジャンプ!

エルとは結構仲良しで、公園中を二匹で飛び回っている。

エルとラッキーエルとラッキーの、のどかなひととき

それにしても、犬が自由に走り回れる場所が少ない。
人がいるときは、リードははずせないし・・・

ビアデッド・ラッキー寄り添う二匹

飼ってみたい犬ではあるが、この大きさでは室内では無理か・・・
コッカーと大きさを比較してみてほしい。

だが、飼えるスペースのある人にはおすすめの犬種である。あなた、いかがかな?
さて、満足するまで遊んだ後は、みんなこの場所へ集まる。

水飲み場

順番待ちしているエル。「早く水くれ!」

好きな犬と過ごすひとときは心に潤いを与える。心のささくれが取れていく様だ。

「う〜ん。ビアデッド・・・飼ってみたいなあ。」
「あんた、あんた!ぼくはどうなるのさ!」

「あ、いや。よく言うだろ、持つべきものは・・・」
「ともだち・・・」
「そうさ、そうとも。」

さ、そろそろ帰ろうか。我が家へ・・・