最近リンクで思うこと -その2-


なんか文句言いのようで嫌だが・・・。
早速Part2が出ようとは・・・。深く考えまい。

最近思うんだよねー。無駄な練習をしている人間が多い・・・。いや、全くの無駄になるわけはないんだけど、ごっつい遠回りなんだよねー。
これははっきり言って指導者に問題がある。しっかりせいよ、幹部たち!なーんて言いたくなるね。
一番勘違いしてると思うのが、下りたら点数が上がる、順位が上がるという考え方。違うんだよね。根本的に。きっちりとしたジャンプをきっちりと下りて、初めて点数になるんだよ。なんでもかんでも下りたら点数になる、だから無理矢理でも下りようとする、そんなことしてたら長い目で見たとき、うまくならないよ。というか、いつか怪我するよ。(もうしてるという話もちらほら・・・)
世の中には、下りてもマイナスになるジャンプもあるんだよ。どっかにも書いたけど、できないことをアピールするだけだからね。これは下りるわけがない、そんなジャンプで力ずくで下りても、ああ、確率悪いだろうな、なーんて悪印象を持たれて、ちっともプラスになんてなりやしない。だって、下りたことを認めても、下りる力を持っていることは認めてくれないからね。まぐれ当たりと思われるのが落ち。しかも、失敗したら、できないことをやるな、と思われて終わり。もっと傷口が広がるだけ。
順序を間違ってはいけない。ジャンプを下りることを目指すのではない。点数を取れるジャンプを目指すのである。そう、質の高いジャンプを目指して練習するのである。ただ下りるだけのジャンプを目指して、結果人より早く下りるようになっても、点数が出るジャンプにするのに余計に時間がかかるだけ。それだったら、少しぐらい時間が余分にかかっても、下りたらその時点で点数になるジャンプを目指すほうが絶対に効率がいい。実際、そっちの方が早く下りたりするから。
そう、下りても、”なんで下りれるんだろう?”と疑問を持たすジャンプもあれば、下りなかったときに、”なんで下りなかったの?”と思わせるジャンプもあるのだ。前者で下りるよりも、後者で両足で着氷したほうがまだ点数になる。
え?そんなのんびり考えていたら試合に間に合わない?だったら入れるな。無理矢理間に合わせたジャンプなんて試合で点数になるわけがない。下りても、確率が低いことをアピールするだけ。試合に使うジャンプは、できれば半年前、遅くとも3ヶ月前には下りてないと、大して使い物にならない。ジャッジの目はそんなに節穴ではないのだ。
指導者から見るならば、何かおかしな方向に向かっている、そう感じたとき、まずは下りさせてそれから直していこう、という考え方は全然なってないと思う。それじゃ、もう遅い。第一、本当に直すとこまできっちり教えれるのか。とりあえず下りるからいいか、と妥協するのが関の山。本末転倒。なってない。そう、できないなりにも正しい方向に向かわせていく、それが大事なのだ。まだできないから、何とか回らせようとする、これが一番良くない。ジャンプの回転は、正しく動作した結果ついてくるものであって、自分から回ろうとするものではない。回ろうとすればするほど、おかしな癖がついてゆく。これは歴史が証明している。そう、そういうところから癖がついていくのだ。癖のあるジャンプを飛んでいる人間は、9割以上は過去に何とか無理矢理回ろうという努力をした人間たちである。どこまで回るかということを2の次として練習したならば、大した癖はつかない。

もはやどこの大学も手遅れなのだろうか。どこの大学も無理矢理回る練習をさせている気がする。回転は2の次であることを理解した指導者は、今の学生にはいないのだろうか。そんなことを考えてしまうぐらい、事態は深刻である。と、勝手に僕は思っている。今となっては、怪我人が出ないことを祈るのみなのだろうか。

ああ、このページはあまりにも刺がある。ありすぎる。それを理解してこの記事をホームページに載せている僕の心中を、少しは察して欲しいと願うばかりである。


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