情報を収集しよう


自分の考えだけで、フィギュアスケートは上達しない。また、直属の先輩に頼っていればいいというものでもない。フィギュアスケートは、100年以上もかけて、今の時代に至っているのだ。自分の考えに閉じこもっていては、うまくなるはずもない。
昔から、上達する人間の要因の一つに、情報収集のうまさがある。一般論として、自分の世界に閉じこもった人間は、あまりうまくならない。逆に、リンクでいろんな知り合いを作り、楽しみながら練習している人間の方がうまくなる。ま、楽しむと言っても程があるが。
レッスン生と仲がいいというのは、上達への一つのポイントだろう。何だかんだと言いながら、いい情報を提供してくれることがある。ただし、情報を取捨選択できる知識も必要なんだが。
他にも、他大学であろうが平気でいろんなことを聞いて回れる人間は強い。昔は僕もいろんなことを聞いて回られる人間の一人だったんだが・・・。最近はいろいろ聞いて回る人間が減っているのか、それだけ僕が遠いところにいってしまったのか、よく分からないが・・・。情報を集めに来る人間が減ってきたのは、実に寂しい限りである。いや、そんな話はどうでもいいんだが。とにかく、相手を気にせずに聞いて回れる人間は、強い。更にいうと、自分に有用だと感じた相手にはどんどん聞いていき、そうでないと感じた相手には聞きにいかない、その取捨選択ができる人間。これは、強い。
何はともあれ、そうやって貪欲に聞きにいける人間は強いのだ。
とにかく、自分で考えるだけでうまくなっていける人間はごくわずかだ。僕自身も、もっと早く今の知識を得ていたら、そう考えることも多い。今の知識を持って、1年からやり直したら、トリプルは3つは飛べただろうな、そう思うことも少なくない。
僕の理論では、学生スタートでも男子は少なくともトリプル2種類、女子は少なくともダブル5種類は飛べるはず。もちろん、理想どおりに事が運ぶということはあまり考えられない。しかし、正しい情報をきっちり収集し、吸収すればそれも夢ではないということだ。


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