練習時間は限られている−時間の有効活用法


練習量は人それぞれ違いますが、その人その人で練習時間は決まった時間しかありません。その中で、いかにしてうまくなるか。時間を有効に使いましょう。

考え方は3つ。
1.メニューをしっかり作って無駄な時間をなくす。
2.練習の順序を確実にする。これができないとこれは難しい、とかね。
3.一石二鳥の練習を活用する。

まず、メニュー。メニューが確立していないと、練習時間が十分あるときでも、すぐ練習が終わってそのまま動かなくなったりしますよね。何をやるか、それくらいはまとめておきましょう。
次に、練習の順序。例えば、毎日がりがり練習しても、その時間の9割をジャンプに当てていたら、そんなにうまくなりません。むしろ、基礎ができていない分だけ悪い癖がつき、遠回りをして時間を無駄にしているだけです。まずは基礎を作る。これは当たり前。物事には順序というものがあります。難しい事をどんどんやるよりも、できることをもっと伸ばすことも大切です。滑り込みも重要です。なかなか変化がでない練習、つまり改善に時間がかかる練習ほど、日ごろから取り入れないといつまでも変化がありません。そういうことも考えてメニューを作りましょう。分からなかったら、メニューを一回作って、他の人に直してもらえばいい。そして、それを時々見なおすこと。上達すれば、必要な練習もどんどん変わってきます。いつまでも同じ事をしていては、大きな変貌を遂げることはできません。
そして、最後に、一石二鳥の練習。これが大事。
一番簡単なのは、ジャンプに入るまで。ジャンプに入るとき、そこまでにちゃんとほかの練習をする。簡単なジャンプは、フォアクロスで思いっきりスピードを出して飛ぶ。これで、スケーティングの練習ができる。得意だけど、そこまではスピードに耐えられない、それならばバックで思いっきりスピードを出せばいい。そこまで行ってないものなら、ステップをして入って飛ぶ。スピードを落とすなら、難しいステップの練習をすればいい。何も前に入れないのは、飛んだことのない、まだ回る練習をやってる難しいジャンプだけでいい。特に、スピードを出して飛ぶのは大事。
次にスピン。スピンの前のバッククロス、スピードを出すとか、深く乗るとか、丁寧に滑るとか、綺麗なポジションで滑るとか、課題を持って滑る。
一日に練習するジャンプとスピンの時間はかなり長いはずだから、その間に一緒に他の課題を持ってると、全然進歩が違うよ。
練習量で勝てないなら、練習の質で勝てばいいんだから。


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