スタンドスピンは何を言えばいいかは難しい。というのは、そのレベルに応じて全く指導内容が変わるからだ。時として、それは矛盾を呼ぶこともある。そう、まだあんまり回らないうちはこう言ったのに、ある程度で切るようになったらその正反対のことを教えていたりする。そう、難しいのだ。
だから、ここにはごく当たり前の一般論を書いておこう。
・力を抜く。
・フォアアウトで滑っている間、右足はずっと体の真後ろに固定しておく。イメージとしては、左足で書いたトレースを右足でなぞる感じ。
・右足を前に出すときは、左足(スピンの軸)からできるだけ遠くを通して前に持ってくる。
・フォアで滑っている間はかかとに、回転している間は親指の付け根に力を入れる。(その一点にのる)。
・お腹を出す(腰を引かない)。これは、フォアでの滑走中も、回り出してからも。
・足を先に締め、遅れて手を締める。
・とにかく回数をこなす。スピンすべてに共通して言えることは、スピンは練習量が大きくものを言う。ジャンプに偏らず、スピンの練習時間を十分に割くこと。
こんなとこだろうか。いや、実際に選手を見ればまず注意しないといけないことは山ほど出てくるだろう。正しい知識を身につけた上での練習量、それが大事なのだ。


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