すね、むこうずね


脛、向う脛は足首を固定する筋肉だ。ここが弱いと、足首が固定しきれないから、エッジがうまく押さえられない。エッジの1箇所に乗りきることができず、前後にゆれる。
そう、ただ安定して滑るために重要な筋肉なのだ。
鍛えるには、すねはスクワットでもいいだろう。ただし、前傾してはいけない。氷上と同じように、上体を傾けず、まっすぐ下に下げる。当然、それほど下には下がらない。それでいい。負荷が欲しければ、片足でやったり、おもりを手にもってやればいい。速いテンポでやるのも、ゆっくりやるのも両方やろう。
もう一つは、かかとを浮かせて立ち、足首だけで体を上下にゆする。これも、負荷のかけ方も、テンポもスクワットと同じ。
次は、むこうずねだ。これを鍛えるにはこうやるのでいけるだろう。まず、三角座りをする。そして、足首を80度ぐらいに曲げたところで手で押さえ、動かないようにして足首を手前に引き上げる。このとき、向う脛の筋肉を強く使っていることを確認しよう。
80度というのにも意味がある。強い力を出すには、100度から120度ぐらいの方が出やすい。しかし、滑っているときは足首は80度前後に曲がっているはずだ。120度ぐらいで鍛えても、80度ぐらいで出せる力はつきにくい。だから、必要な角度で筋トレをしておくのだ。
がんばって鍛えてくれ。



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