河北の方に行くと朝食向けのファストフードとして、水餃子などが街の小さな飯屋で供されていたりする。どかん、と大きな器に盛られたそれに、これまた大振りな饅頭を足しても100円にもならないくらい。こざっぱりした格好の娘さんが土作りの古びたかまどの端にちょこんと座り、ボリュームたっぷりの朝食をかき込むや、自転車と自動車と三輪車でごった返す巷に駆け出していく姿は、なんだかこの街の熱情や混沌や、もしかしたら矛盾やらを目の当たりにしているようで、圧倒されつつも凛々しい光景だったりもした。
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