アジア逃避行
escape, hideaway, and retreat

アジア逃避行のトップページへ トップページへ

ホテルジャンキーの旅:バンコク編
- Hotel Junkie in Bangkok -

2006年8月26日〜9月3日


1. Westin Bangkok
2. Conrad Bangkok
3. Banyan Tree Bangkok
4. The Oriental Bangkok
アジアの都市の中でも物価の安いバンコクは、高級ホテルを泊まり歩くにはもってこいだ。200 USDも出せば、高級ホテルのエグゼクティブフロアーに泊まることができる。プーケットの高級リゾートがほぼ国際標準価格になっていることや、日本はもちろんのこと、香港、ソウル、上海が1泊400 USD以上かかることを思うと、ホテル好きには魅力的な都市だ。 今回のセレクトは、ビジネス・エグゼクティブのためのホテルという観点で、客室設備はもちろんのこと、エグゼクティブラウンジとコンシェルジュ、男一人でのスパ利用、ジムとプールの快適さ、などをポイントに、各ホテル2泊づつ、4つのホテルに泊まった。各ホテルのコメントは以下に記載しているが、ウェスティンはビジネス向け、コンラッドはややビジネス向け、バンヤンツリーはビジネスとバカンスの中間、とオリエンタルは観光に向いていると思われる。

次回は、シェラトン、シャングリラ、ヒルトン・ミレニアム、ルブアあたりに宿泊してみたい。なお、今回のオリエンタルの教訓から、観光客をターゲットにしているフォーシーズンズやマリオット・リゾートなどは、候補から外したい。

今回の最大の失敗は、カメラの充電器と予備のバッテリーを忘れたこと。おかげで、ホテルのチェックイン時に、部屋の中を一通り撮影するだけしかできなかった。


1. ウェスティン グランデ スクンビット ホテル

このページの先頭へ
259 Sukhumvit Road, Bangkok

ホテルのサイトはこちら
・地下鉄スクンビット駅、BTSアソーク駅の近くで、ホテルを基点に行動するにはとても便利。スクンビット通りの向かいには、シェラトン・グランデがある。ホテルとしてはシェラトンの方が格が上なのだが、個人的にヘヴンリーベッド、ワークアウトなど、ホテルとしての個性を出そうとしているところが気にっている。チェックインの時点で、エグゼクティブ・フロアーである旨を告げると、そこから待遇が全然違う。8Fのフロントを通過して、上階のエグゼクティブ・ラウンジへ直行。
・エグゼクティブ・ラウンジは、一応の合格点。エグゼクティブ・フロアー客への対応は良い。友人への連絡、待ち合わせ、車で来た友人への駐車場からの誘導など、コンシェルジュを活用。友人のラウンジ利用もno chargeでOKだった。
・スパ、レストランは期待していなかったので、2時まで営業しているバー以外は行かなかった。
IMG_4682 IMG_4679 IMG_4683
部屋は、十分な広さがあり、採光も問題ない。
水廻りも清潔で、ウェスティンらしいつくりになっている。旧グランド・パシフィックホテルを改装したとは思えない。
部屋からの眺め。雨季のため、天候は良くなかった。


2. CONRAD BANGKOK

このページの先頭へ
87 Wireless Road, Phatumwan, Bangkok

ホテルのサイトはこちら
・コンラッドでは、友人夫妻と夕食をとることにした。また、ホテルの1Fに有名なディプロマット・バーと、87Plusというディスコがあるので、少し顔を出してみることにした。
・エクゼクティブ・ラウンジは、一部改装中だったのだが、チャイニーズ・ダイニングとビジネス・センターをラウンジとして使っていた。今回のホテル中、最もダイニングを利用したのはここ。また、コンシェルジュの対応は、今回の4ホテル中で一番良かった=一番無茶なお願いをしていた、ということだが・・・。
・スパにもチャレンジした。但し、前日飲みすぎて、予約した時間に電話で起こされる、という状態だったが・・・
IMG_4691 IMG_4686 IMG_4689
コンラッドバンコクの室内。コーナーエグゼクティブなので、入り口から部屋までが長い。ウェスティンが「ビジネス・プレミアム」=部長〜課長クラス向けならば、コンラッドは「ビジネス・エグゼクティブ」=事業部長〜新任役員クラスに薦められるホテルだ。
ベッドルームも十分な広さ。友人夫妻+ちびっこギャングと夕食を取った後、子供が眠ってしまったので、コンシェルジュに無理を言ってベビーシッターを手配してもらった。で、子供とベビーシッターに一時部屋を明け渡したりした(で、1Fのディスコに友人夫妻と行く、という手に出た)のだが、コンシェルジュの対応はウェスティンよりも全然良かった。


バスルームは、今風のオープンなつくり。流行りのレインフォレストシャワー(左)もある。でも、象のミニチュアじょうろ(上の写真の右端)がおいてあるのは、どういうこと?。私が、子供連れと思われたのか?


3. Banyan Tree Bangkok

このページの先頭へ
21/100 South Sathon Road Sathon, Bangkok

ホテルのサイトはこちら
・ここは、やはり、最上階の屋上レストラン「ヴァーティゴ」と、スパでしょう。両方とも満喫しました。
・チェックインは、部屋で行う方式。1Fのフロントからポーターに案内されて、58Fの部屋に入り、ウェルカムドリンクを飲みながら。暫く待っていると、日本人の女性スタッフがチェックイン手続きにやって来た。常々、海外のホテルの日本人スタッフは駄目なことが多いと思っていたら、なかなかどうして、対応が良かった。
・いろいろ雑談しながら、滞在中にやりたいことや、予約などをその場で一通りお願いし、しかもその後30分以内に、すべてコンファームされたのは嬉しい。
・残念というかあたりまえというか、ホテルのポリシーで全室禁煙という建前になっているらしい。「灰皿をほしいのだが」といったら、とても困った顔をされた。後で別のスタッフに電話して用意して貰ったが・・・
・39Fのエクゼクティブ・ラウンジは眺めは良いが、やや手狭。元々、SPAリゾートして売り出したのだから、ビジネス向きではないのは当然といえば当然だが・・・2日目は、どう見ても新婚とおぼしき2組のカップルが朝っぱらからエクゼクティブ・ラウンジでだらだらしていたので、出かけることにした。
・まあ、こちらも終日エグゼクティブ・ラウンジでだらだら過ごそうと考えていたのだから、お互い様といえばお互い様。で、チャオプラヤ・エクスプレスを乗り継いで、ドゥシットの動物園あたりをうろうろしてきた。暑くて死にそうになったが、そこは雨季のバンコク、動物園の中でスコールに会い、地元の親子連れ3、4組と、有名な熊のいる、向かいあたりの東屋で、雨宿りをしていた。
・夕方のカクテルタイムには、ホテルに戻ってきたのだが、関西弁のおばちゃん軍団にラウンジを占拠されたので、またまたイメージダウン。
IMG_4705 IMG_4707 IMG_4697
客室設備は、若干古め。室内も、コンラッドよりも狭い。
ただし、58F(客室としては最上階)なので、眺めは最高。
10年前なら、「最新の」と言えた流線型バスタブも、今や時代モノ



4. The Oriental Bangkok

このページの先頭へ
48 Oriental Avenue, Bangkok

ホテルのサイトはこちら
・「マンダリン・オリエンタル・バンコク」が正式名称なのだが、わざわざ「The」を付けて敬意を表する、130年の歴史を持つホテル。
前回(2004/2)、バンブー・バーに飲みに行き、次は絶対に泊まろうと思ったのがきっかけ。タクシーでホテル玄関に着いた時が最も気持ち良かった。
・チェックイン時に、日本人と見るや、日本人のフロントスタッフが対応することになり、なぜか日本人のスタッフはどこの国、どこのホテルに行っても、対応が悪いと相場が決まっているが、やはりここもそうだった。(いつも、おばちゃんの相手ばかりしているので、そうなってしまうのだと思うが・・・)。ベル、ポーター、客室マネージャなど、日本人でないスタッフはすばらしいのだが・・・
・あいにく、スパ、メインダイニングのノルマンディも予約でいっぱいだったが、元々、近くにあるThe DOMEのシロッコに行くことを考えていたので、早速、予約の電話をする。こちらも予約で一杯だったが、何度か電話をかけて、65Fのレストランなら予約が取れることがわかり、シロッコはバーの利用でよしとした。
・滞在2日目の午後、オーサーズラウンジでハイティーをした。宿泊客でない、観光客ばかりだ。疲れる。
・滞在2日目の夜に、友人とThe Verandahにワイン(88年のラトゥール)を持ち込み、閉店時間(午前1時)を無視して飲み続ける。スタッフはちゃんと残って、対応してくれる。と思ったら、もう一組、オージー達が同じように飲み続けている。このホテル、昼間は(客が)ダメだが、夜は良い。
・チェックアウト日は、ホテル・リムジンを頼んだ。いろんな小説や映画にでてくるやつだ。車はBMWの7シリーズで、空港でのバゲージの扱いも完璧。
結論を言うと、オリエンタルは、金持ちおばさんか、おじいさんのためのホテルだ。すばらしいハードとサービスがあっても、今の時点でホテル全体の雰囲気を含めて総合的に満足するのは難しい。今度泊まるとしたら20年後位だろう。
IMG_4711 IMG_4712 IMG_4715
客室設備は、重厚で気品がある。メンテナンスも行き届いており、完璧。
チェックイン後、有名なおかまのルームマネージャに、部屋まで連れて行かれたのだが、おかまと二人きりで部屋に入るというのは、少々抵抗がある。(昔からおかまは苦手である)
大体「はーい、ミスター。あなたの滞在中はー、私がお世話してあげるわー。困ったことがあったら何でも言ってね。」と小指立てながら(英語で)言われても、何て返事をすべきか考え込んでしまう。

IMG_4726 IMG_4717 IMG_4731
そこで早速のトライ。「もうすぐ友人がやって来る予定なので、その旨ベルに伝えておいてほしい。車で来るので、駐車場からの案内も・・」とか言ったら、すかさず「your boy?」ときた。乗りのいいやつだ。「彼は結婚して子供もいるgentlemanだ」と言ったら、営業笑いを残してつまらなさそうに去っていった。
部屋からの眺め。この後、プールサイドに一人で行くのだが、またしても若いおかまのスタッフが寄ってきた。危険なホテルだ。
これぞ、バンコクと思える、部屋からの夜景。ハードウェアは完璧なホテルなのだが・・・

このサイトについて 管理人の自己紹介 撮影機材 旅の必需品
アジア逃避行のトップページへ戻る Copyright(C)2002-2007 SUNSET of ASIA, アジア逃避行
All rights reserved.