2003年11月24日(月)

「憎悪の空より来たりて、正しき怒りを胸に、我らは魔を断つ剣を執る!汝、無垢なる刃デモンベイン!!」
…突然何事かと早坂の脳の心配をした人もいるでしょうが、何の事はない、ニトロプラス謹製の熱血ロボゲー
「斬魔大聖デモンベイン」を今さらプレイしたわけデスヨ。貸してくれた祐貴さんに感謝。
デモベは「荒唐無稽スーパーロボットADV」と謳う通り、巨大ロボがガチで大暴れします。当然超必殺技も繰り出します。素手で巨大ロボをぶっ飛ばす東方不敗なヒトも出てきます。そんでもって
敵はクトゥルーです。ええ、早坂がスルーする理由は何処にもありませんとも。
で、コンプリートした結論。
熱い。いや、他のニトロ作品も十二分に熱いんですが、それは「内に秘める熱さ」っつーか「冷たい熱さ」なので。それがデモベの場合は熱さ垂れ流し状態です。暑苦しいとさえ言えます。これは主人公の性格による所が大きいでしょうね。ここまで熱血漢なニトロ主人公っていなかったし。しかしその暑苦しさが心地良い。俺もつくづく熱血好きな漢よのぅ。
しかしプレイするまでは知らなかったんですが、このゲームって
(ネタバレにつき一部反転)ループ物だったんですねぇ。「腐り姫」のようにゲーム中でループしてるわけではないんですけどね。その決定済みのシナリオを破壊するカタルシスがデモベの肝と勝手に解釈しております。「人間をなめるな!」ってのは使い古されたフレーズですが、燃えるものは燃えるんですよ、やっぱし。
正直、担当ライターの鋼屋ジン氏のテキストは、ニトロの看板作家である虚淵玄氏と比較すると完成度の面では数段落ちると言わざるを得ません(装飾過多な文体がその一例)。しかし持て余し気味とも言えるエネルギーは、ある意味虚淵氏を凌駕してるかも。次回作にも激しく期待です。
とか言ってたら、何か
PS2に移植されるらしいんですが。…買えと!?この俺に買えと!?

2003年11月8日(土)

何故か人気のコンテンツ「あのつく」に2作品も登場しているように、早坂は月姫、ひいてはTYPE-MOONを全面的にプッシュしております。
ならば次回作も避けては通れますまい。そう、TYPE-MOON商業化初タイトル、
Fate/stay nightを。そんな訳で公式HPから体験版を落として参りました。ちなみにFateの内容に関しては以前の日記を参照のこと。
正直に言いましょう。早坂はFateを舐めてました。シナリオ担当の奈須きのこ氏の筆力は誰もが認めるところですが、それでも月姫は「見せる」要素において普通のノベルゲーの範疇を出てませんでした。それ故、Fateもビジュアル面では月姫の延長線上に過ぎないだろうとタカをくくったんですが…そんな先入観を
つかみでぶっ壊してくれやがります。拡大縮小、カメラのパン、SEとのシンクロを縦横無尽に駆使し、実際は止め絵に過ぎないCGをまるでアニメのように魅せる演出の妙!この手の演出はマブラヴ体験版でも驚かされたけど、もうFateは全然格が違います。当然きのこ氏のテキストは今回も絶好調。月姫や空の境界が「静」ならFateは「動」。今回はバトルロイヤル物と謳うだけあって、その筆は躍動感に満ち溢れています。
さてこの体験版、商品版と決定的に違う点があります。それは視点が主人公の衛宮士郎ではなく、ヒロインの一人、遠坂凛のものである点。凛が彼女のサーヴァントであるアーチャーを召喚し、主人公のサーヴァント、セイバーと邂逅するまでが体験版の内容。製品版では主人公の視点になるので見えないであろう凛の事情が良く分かる、購入予定の人にはプレイ必須の体験版と言えましょう。
さて凛の視点っつー事で、必然凛とアーチャーの絡みが多いわけですが、こいつら
早くもラブラブ。一応凛は主人公との因縁を思わせる場面もあるんだけど、そんな昔の話が挟まる余地が無いくらい熱々ですよ?貴様にメインヒロインの一人たる自覚は無いのかー!

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