小松さん(以下K) はいはい。さて今週は奥田スペシャル、オクスペです。テーマは!?
奥田さん(以下O) はい。テーマはね、『チャタヌガ・チュー・チュー』古今東西。チャタヌガ・チュー・チューという曲がありまして、グレン・ミラーとかがやってて。たぶんミュージカルとかの曲だと思うんですけどね。
郷太さん(以下G) すごいね、グレン・ミラーなんて
O サッチモとかね。
G サッチモ。
O そういう有名な曲があって、それわりといろんな人がやってるんですよ。ロックの人も。いま僕らカヴァーやってるじゃないですか、ライヴとかでね。
G はいはい。やってますね!
O けっこう原曲に忠実にやったりしつつも、なんか自分達の味が出ちゃったりとか…なんかカヴァーの方が逆にそのアーティストの素の部分というか、エッセンスが出ちゃったりするんだよね。
G わかったりするのあるよね。
O そういうので、この曲をいろんな人がやってる。というので、まずはじゃあ・・・
G これ、でも勉強になるね。おんなじ曲なんですよね。
O そうそう。『チャタヌガ・チュー・チュー』って有名な曲があって、
G 3つのアーティストが別でやってる。はいはいはい。
O じゃ、まずはね。ハーモニー・グラスバージョンから聴いてみましょう。ハーモニー・グラスでチャタヌガ・チュー・チュー。
♪ハーモニー・グラス/チャタヌガ・チュー・チュー
O はい、ハーモニー・グラスでチャタヌガ・チュー・チュー。聴いてもらいました。
K いいですね。このバージョン。
G かっこいいね!
O これね、ハーモニー・グラスという…トニー・リヴァースという人がいて、その人のなんて言うんだろ。コーラスグループってのでもないんだけど。イギリスのビーチボーイズみたいな。これもエムレコードってところから…(笑)
G (笑) 寺村くん!聴いてますか?
O (笑)宣伝塔になっちゃってる…でもすごいいいレコードいっぱいだしてるから。
G でも、ちょっと寺村くんとつるむようになってから、変わったんじゃないの!?
3人 (笑)
O ぎくっ。みたいな。(笑)
K (笑)浅香光代みたいな言い方だったねぇ。
G あたしゃぁねぇ。許しませんよ!!(笑)
3人 (笑)
G でも、いいね!
O これはね。わりと…荒削りなんだけど、でもコーラスとかすごい凝ってるし、こういうの聴くとやっぱりコーラス…ねぇ、まじめに…
K やんないとね。ちょっと普通の音でもままならないってかんじなのに。(笑) まだね。
G (笑)
O ユニゾンがユニゾンになってないからね。逆にハモってたりするからね。
K そうそうそう。(笑) なってないからね!
G 微妙にハモったりね。
O まぁ、こんなかんじの曲です。
G かっこいい。
O これをね、じゃあ他の人がやってるのを聴いてみましょう。ハーパース・ビザールバージョンでチャタヌガ・チュー・チュー
♪ハーパース・ビザール/チャタヌガ・チュー・チュー
O はい。ハーパース・ビザールでチャタヌガ・チュー・チューでした。
G これもいいね!
O これは…あんま変わんないんだけど。
G 基本的には近いね。さっきの方が激しいけど。
O でも微妙にやっぱり、ハーモニーとかちょっと洗練されたかんじだよね。
K さすがに。
G ハーパース・ビザール。2人好きだよね。
K いいっすね。いいかんじですよ。
O 大好き。…この「ポッポー」っていうね(笑) 汽笛とかが、またいいかんじで。
G なかなか。でもまぁ、基本ラインは同じ。
O 基本ラインは守ってる、と。で、次ですよ。次がこれはね… 細野さんのバージョン。これはね、トロピカル・ダンディーってアルバムに入ってて、その1曲目なんだけど。これがまた全然変わっちゃってるんですね。これもちょっと聴いてもらいましょう。細野晴臣でチャタヌガ・チュー・チュー。
♪細野晴臣/チャタヌガ・チュー・チュー
O はい。細野晴臣でチャタヌガ・チュー・チュー聴いてもらいました。
G んー。
O いきなり、ファンキーになるね。ドラムがハヤシタツオさん。で、ギターがスズキシゲルさん。…やっぱベースがいいですね!
G いいっすねぇ。リズムセクションがね。
K いいすね。すごい好きだよ。
O こーんなベーシストになりたいね!
G・K (笑)
G ベーシストに、なりたい?(笑) おれは…貝になりたいね!(笑) よくわかんないけど。フランキー堺みたいになっちゃって。
K 貝になれよ。おまえ。(笑)
G ぇー。嘘です。すんません。(笑) しゃべらせてくれ!!(笑)
O (笑) これが入ってるアルバム。やっぱ、ぼく1番好きかもしんないですね。
G うんうんうん。
K いいですよね。
O すっごいトロピカルなんだよね。全編。
G うん。なるほど。今日はでもちょっと面白い企画でしたね。
K・O そうですね。
K けっこう意外に探すとあるんですよね。
O あるある。
G 小松、このドラマーのハヤシさんのファンだよね?
K ファンですね。やっぱすごいですよ。やっぱり素晴らしいっすよ。うん。
G アナザー・ザマーとか叩いた時さ、わりとイメージとして…
K イメージとしてね。やっぱこういう風にやりたいなぁみたいな。
O 初期のユーミンぽいかんじのね。
K そうですね。
G なるほどぉ。…勉強になりました!ありがとうございます。
O 今日はこんなかんじで。
G でもやっぱ最初の2曲もすごい…あの、いいかんじでしたね。
O うんうん。曲が、こうなんか、童謡っぽいっていうか。たぶん民謡とかに近いかんじあるんじゃないかな。
K あとコーラスワークがね、ところどころ。やっぱり3つともいろいろ、ね。こだわっててけっこう面白かったです。
O やっぱ守るところは守ってるからね。全員ね。
K それが1番大事かもしれないですね。
G おれもね、カヴァーの鉄則だと思うんだよね。
O …て最近よく話してるんだけどね。
K くずすと、失敗する。みたいなね。
G 「オレ、これお前、くずしたよ」とか言ってるやつにロクなやついないですね。
O 守ってた方が逆にその人とかそのバンドらしさがでる。
K でちゃいますね。
G 「くずしたよ」とか言ってるやつとマネージャーは信じちゃいけないね!この業界ね。
K・O (笑)
O なんでマネージャー…(笑)
G (爆笑)
K それね、7年前くらいに矢沢さんが言ってたことだよ。(笑)
G マネージャーは信じない…トンズラするからね!!(笑)
K だから、いっしょにテレビみてたじゃねぇか。そのとき(笑)
G あーあー。そうですか。(笑)
K ということで、どうでしたでしょうか!
G うん!良かった。今日は。なんかまたこういうのやりたいね!
K ね、いいっすね。ということで来週はごうたスペシャル。ゴウスペですと、どんな曲になるのか、お楽しみに!
G はい!!
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