小松さん(以下K)はい、今週は奥田スペシャル・オクスペです。奥田さん!今日のテーマは?
奥田さん(以下O)はい。人から借りたCD。人から借りたっていうか「借りていた」CDね。
K ほほう。それが良くて、自分で買って…。
O 良くてっていうか、最近CDとか整理してて、あまりにも借りてるCDが多いなと思って。意外と借りてる時って聴かなかったりするじゃん。
K あー。返してって言われたら聴きだす、と。
O そうそう!返しぎわ3時間前ぐらいとかになって。
K 実は良かったみたいなね。
O 今日はそういうことで、とりあえずはメンバーから借りたCDをここで返すがてら聴こうかと。(笑)
郷太さん(以下G)「公開返す」。
O 貸した人にいろいろ解説してもらおうかと思って。ちょっと楽しようかなと思って。
G (笑)いいね。
O とりあえず、ノーナ・リーヴスのヴォーカル西寺郷太くんに借りたCDでデヴィッド・ボウイのソウル・ラヴ。
♪デヴィッド・ボウイ/ソウル・ラヴ
O はい、デヴィッド・ボウイでこれはジギー・スターダストというアルバムの中に入っているソウル・ラヴを聴いていただきました。
G はい。(笑)これはどういう風にしゃべればいいのかな?
O いやいやいや。こんないい曲をね、おれは…。
G・K (笑)
O ぜんぜん聴かずに何年も…。
K デヴィッド・ボウイ、おれもノータッチなんだよね。むかし小学生の頃にレッツ・ダンスが流行ったじゃないですか。
G はい、ブルージーンとかその前後ね。
K 上沢理恵さん(?知らない…ごめんなさい)がちょうど朝の番組やってて、その番組でよくむこうのビルボードチャートで上がってて、っていうので知ってるのと、あと大学に来て郷太がチェンジスだっけかな?チェンジスやろうとか、ジギー・スターダストやろうとか言ったその3曲ぐらいで全然聴いてないんだけどね、いい曲ですね。
G このアルバムはね、有名すぎてあれなんだけど誰にでもすすめられるね。デヴィッド・ボウイけっこう好きで、最近あんまり聴いてないんだけど、大学時代かなり聴いて…。
K 基本的に1年の時ね。
G あのね、まずこのジギー・スターダスト前後っていうのはミック・ロンソンっていうギタリストとデヴィッド・ボウイがジョン・レノンとポール・マッカートニーみたいに一緒に曲とか作ってた時代なのね。クレジットはデヴィッド・ボウイになってるんだけど、このギタリストがものすごい才能あるんだよ。で、ミック・ロンソンが好きって人もいて、だから奥田に貸したのは無意味に貸したわけじゃなくて、ミック・ロンソンのギターを聴いてほしいなぁ、と。で、貸したの。
O (笑)
K はー、なるほどね。
G さっき「どの曲がいいですか?」って言われたけど、全部好きなんだ。これはほんとね、サージェント・ペパーズとかアビー・ロードとか…そういう名盤なんだ、「聴くべき」…。
K いちばん最初にこれを聴けばいい、と。
G うん。14歳のタナカマくん(電話のコーナーで登場しました、ね)とかが、「洋楽聴きたいんですけど」って言って3枚ぐらい選ぶ中で1枚は絶対ジギー・スターダストだよ。これもう有名すぎるけど。
O おれも部分的にしか聴いてなくて、全貌をまだ聴いてないんだよね。
G 曲もいいし、演奏もかっこいいし、たぶん奥田は絶対好きだね。
O もうちょっと貸しといて。
G・K (笑)
G いや、これは返してもらって。買ったほうがいいよ。
O 買ったほうが聴くかもね。
K おれも買おう、それ。
O はい、じゃ次はね、小松さんに…これもけっこう借りてますね(笑)…ジョニー・ブリストルでドゥ・イット・トゥ・マイ・マインド。
♪ジョニー・ブリストル/ドゥ・イット・トゥ・マイ・マインド
O はい。ジョニー・ブリストルでドゥ・イット・トゥ・マイ・マインド聴いてもらいました。これ…やっぱジョニー・ブリストルいいね。
K ジョニ・ブリストルいいっすよね。
O メロディーがたってるとこが1曲に1か所ある。
K そうだね。まぁ、ジョニ・ブリストルってもともとモータウンで作曲とかしてた人で、ソロとかもね1番最初にハング・オン・イン・ゼア・ベイビーってあって、こないだあれ…誰のカヴァーですか?
O キュリオシティ。
G キュリオシティだね。
K あれのもとの曲がね、その中でも1番いいなぁと思うんですけど。このブリストルズ・クリームもね、2番目のアルバムかな?ちょうど出たころでサウンドが僕の好きなゼイモンド・ギャルソン(?スイマセン)とか、あといろいろもうギタリストで…そういう人たちが入って洗練されてきたころでね。
O 作曲家だからサウンド志向なんだろうね、どっちかって言ったら。
K あとね、プロデュースもね、けっこうやっててね、タバレスとかやったりねジャクソン・シスターズもそうだったかな?
O 人に書いた曲でいいのいっぱいあるよね。ぼく大好きですね。この人。でもそろそろ返そうかな、と。
G (笑)
O えっと最後はですね、サポートのキーボードの富田謙さんに。これは3ヵ月くらい前に借りたんですけど、パット・マルティーノってギタリスト。ワルツ・フォー・ゲリ聴いてください。
♪パット・マルティーノ/ワルツ・フォー・ゲリ
O はい。パット・マルティーノでワルツ・フォー・ゲリを聴いてもらいました。
K どっちかっつーとグルーヴ系のジャズですね。
O そうですね。ジャズ・ファンクまでいかないけど…。あとね、このオルガン弾いてる人がね女の人みたいなんだけど(註:トゥルーディ・ピッツという人らしいです)すんごいなんかね、アグレッシヴというかロックなオルガン弾く人で。
K かっこいいですよね。ドラムとかも、もろジャズの人というよりはロックよりっていうかね。
G 何年ぐらいの人なの?
O うーん。でも60年代だと思うんだけど。
K パット・マルティーノは、もろジャズ系の人だよね?
O このアルバムはね、全曲こういう感じで。すんごい面白かった。富田さんねぇ…急に貸してくれて。
G・K (笑)
O 去年の秋ぐらいジャズとかわりと聴いてたんで、そん時にね「これいいよ」って貸してくれて、すんごいハマった1枚ですけど。ま、そんなかんじで。3曲聴いていただきましたけど。
K いやいや。良かったっす。
G 思い出したんだけど、デヴィッド・ボウイのジギー・スターダスト。これ何枚か持ってたんだけど、この貸したのはね、ちょうどフランスに行った時かな?その時にボックスで買ったんですよ。だからけっこう特別な1枚なんだよ。それで、ブックレットがついてたんだけど、そこに渋谷陽一さんが日本人としてライナーを英語で書いてたのね、いろんな国の人がデヴィッド・ボウイのジギー・スターダストいいかって書いてたんだけど。これ宝物なんで。(笑)
O 宝物借りてたんだ!おれ。(笑)
G ずっとそう。だから返してほしかった!(笑)それを思い出しました。かなり思い出の品なんで。
O 宝物って聞くとね、また…。
G・K (笑)
G でも1200円ぐらいで売ってるよ、これ。
K あ、ほんとに。じゃあそれ買いましょう。ということで、来週は郷太スペシャル・ゴウスペです、と。お楽しみにー!!
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