小松さん(以下K)今週は郷太スペシャル・ゴウスペです。郷太さん、今日のテーマは?
郷太さん(以下G)今日のテーマはね「ユー・アー・ノット・アローン」。ということでDJやった時にねユー・アー・ノット・アローンて曲、マイケルの曲なんですけど、リミックスでかけたんですけど僕はいっしょに歌ってて、すごい「フロアがひとつになったな」って。だてにやっぱ♪ダンスフロアーとかね!♪ジャンプ・ザ・ブック・オン・ダンス・ザ・ダンスフロアとか言ってた人間...♪ダンスフロア・ゼイ・ドンチュー・ノウとか言ってたのがね!「ユー・アー・ノット・アローン」てことで、「みんなひとりじゃないよ」ということをテーマにやりましょう。まず1曲目なんですけど、これワム!なんですけど、邦題「サンシャイン・ビート」。レイ・オヴ・サンシャインっていうのが洋題なんですけど、これはファンタスティックって1枚目のアルバムに入ってる曲で、すごい好きな歌だったんですけど。それのちょっとしたライヴ音源をゲットしたので聴いてもらおうかなと。ワム!のライヴってなかなかないんですよ。
K 僕も聴いてないですね、それ。
G すごいかっこいいんで!ラヴ・トゥギャザーとかに通じるかんじなんで。僕もすごい「いいな」と思って...ワム!でア・レイ・オヴ・サンシャイン。
♪ワム!/ア・レイ・オヴ・サンシャイン
G はい、ということでね。これ正直言うと、ホントのライヴじゃなくてテレビでライヴをするために「くちパク」用にスタジオで一発で...2発かなんかわかんないけど、やったライヴに近い擬似ライヴなんですけど。
奥田さん(以下O)最初に演奏しといて、それにのせてくちパクでやったってことだよね。
G そうそう。ただ、この曲ホントはファルセットの曲なんですよ、ファンタスティックってアルバムに入ってるのは。かっこいいんですけど。たぶんそれだとすごい変だから、ジョージ・マイケルの声も2コ入ってるんですよ。ただ、生っぽく歌ってるから僕としてはすごい新鮮で、ライヴをこういうかたちでやれればいいなって。ま、コーラスも入ってるんですけどね。
O 演奏うまいですね、すごい。
G めちゃめちゃ!チャカチャカってやってるのはアンドリューなんですけど、ドラムとベースが...ディオン・エスパスってベーシストは、ジョージ・マイケルと常にやってる人で、黒人ですーごいうまいんですよ。なかなか僕は好きなんですけどね。
K 確かに音色(おんしょく)もすごい生っぽくてね、おもしろいですね。
G あとジョージ・マイケルもCDよりもダイナミックで「いいな」なんて思いました!!次はボビー・ブラウンでエヴリ・リトル・ステップ。
♪ボビー・ブラウン/エヴリ・リトル・ステップ
G はい、ということでね。ボビー・ブラウンのエヴリ・リトル・ステップ。これは彼の出世作「ドント・ビー・クルエル」ってアルバムの中で、まぁ日本ではすごいヒットしたし...。
K でもニュー・エディションぽいですね、かんじが。受ける印象がすごく。
G うん。ボビー・ブラウンはニュー・エディションてグループの、まぁジャクソンズにおけるジャーメインみたいな存在だったの。2番手の、1番手はラルフ・トレスヴァントっていう細い声の人。ボビー・ブラウンは(ニュー・エディションを)出たんだけど、ジャーメインは出て失敗したけどボビー・ブラウンは出て成功したの。この80年代の終わりのちょっとマイケルとかがさ、もうちょっとこう...お金持ちでストリートの感じが減ってきた時に、ボビー・ブラウンの...歌ヘタなんだけど、ちょっとザラザラした質感が「隣のあんちゃん」ぽくて凄い流行ったんだよ。だからマイケルとかが歌うと、天才だからさ!ひとつ上のものになっちゃうんだよ。ボビー・ブラウンはもっと身近なかんじがあって、けっきょく金持ちになったらボビー・ブラウンもだめになっちゃったんだけど。ま、もとから金は持ってたんだろうけど。2枚目のアルバム「ドント・ビー・クルエル」で凄い流行って、3枚目の「ボビー」ってやつもね、すごいいい曲入ってんだ。この人は天才的な人で、歌とかに関しては普通なんだけど、人を見る目がすごいあるのね。だからテディ・ライリーとか、その後マイケルが真似したっていうか、後から追ってやったんだけど。そういういいプロデューサーをつけて、これはL.A.ベビー・フェイスで。でもL.A.ベビー・フェイスも今みたいにベビー・フェイスとかも有名じゃない頃だったから、もうボビー・ブラウンで「きた!」ってかんじで。そういうね、人を見る目があった、と。これはね弟のアナンが、俺いま「新曲書こう」っていろいろ書いてるじゃん。「どういう曲書こうかな」とか言って家で相談してたらさ、「オマエさ、エヴリ・リトル・ステップみたいな曲、書いたらええんちゃうか」っていうてきて(笑)
K・O (笑)
G 「あれはオマエしか書けへんし、今オマエが歌ったらハマるんちゃうか」とか言われて(笑)
K (笑)さいきん助言がね。
G そうそう。(笑) 「ホンマそうやな」(笑) 「エヴリ・リトル・ステップみたいな歌か...」思って。(笑) なんか「言うは易し」やなと思って。ま、狙いとしてはナルホドな、と。こういう歌作っていきたいなと思った、ということでかけました。次、いきましょうか。次はね、これはさっきのテーマにもなった、マイケル・ジャクソンのユー・アー・ノット・アローンなんですけど、DJでかけた方はフランクティフィード・クラブ・ミックスって長いヴァージョン、これは短いヴァージョン、クラッシック・クラブ・ミックスです。聴いてください。ユー・アー・ノット・アローン、マイケル・ジャクソン。
♪マイケル・ジャクソン/ユー・アー・ノット・アローン
G はい、マイケル・ジャクソンでユー・アー・ノット・アローン。これはヒストリーってアルバムに入っている、R.ケリーがやったね、バラードナンバーをブラッド・オン・ザ・ダンスフロアってマイケル史上もっとも失敗したと言われているアルバムがあるんですよ。リミックスが入って新曲も入ってるんですけど。このクラッシク・クラブ・ミックスの方は、そのブラッド・オン・ザ・ダンスフロアに入ってるんです。
K なるほどね、これ好きですよ。ぼく。
G めちゃめちゃいいんだよ。これフランキー・ナックルズって人がリミックスしてて、この人のリミックスはだいたい好きですね。あとサトシ・トミイエっていう日本の人がプロデュースに関わってて、だから日本人が持ってる繊細なかんじがね、このミックスには出てるんだよね。
O あー、わかるような気がする。
G なんかちょっとね、おおざっぱじゃないんだよ。だからね、すーごい好きなのと、やっぱりこれ聴いてるとね、まぁジョージ・マイケルとかボビー・ブラウンも凄いんだけど、「なんかマイケルの声って力あるなぁ」とかって思わない?
K そうだね。
G なんかね、ちょっと他の人と一線を画してるかんじがやっぱりあるなぁと思って。だからリミックスにも凄い映えるんだよね。つまんないリミックスって世の中多いじゃん。マイケルの曲はね、リミックスのしがいあるんじゃないかな、と。リミキサーもいろんな人がやるしね。
K なるほど。そういえばダブ・マスターXさんが郷ひろみさんのリミックスして「やっぱサイコーにうまいよ!」って言っててね。いろんな人リミックスするじゃないですか、でも「郷ひろみは格別だった」って言ってた。
G あー、声が。
O 素材として。
G でもやっぱりそういうのあるかも知れない。というわけでね、僕も今いっぱい集めてるんで、また今度やるときかけますから。基本的に俺マイケルばっかりかけるのは、ちょっとわからないんだけどラストでユー・アー・ノット・アローンを合唱するのは常にやろうと思って。(笑)
K (笑)なるほどね。
G ちょっと「これで終わる」っていうのは常にやろうと思って。また来てください。
K はい、ということで来週は小松スペシャル・コマスペです。お楽しみにー。
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