★ノナコン★ゴウスペ★
(08/01/2000放送分)

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小松さん(以下)はい、今日は郷太スペシャル・ゴウスペということでね。地方から来てて、明日のライヴも見てくって人達は(月曜日に郷太さんのDJがあったんですよね)今日のノナコンすごい楽しみにしてるみたいですね。
郷太さん(以下)あ、ほんと!今日はね、すごいよ!!今日のテーマはね「フレンズ」。ということで、まぁぼくらもドイツ行ったりだとか、今年になってからイベントとか、DJもそうだしトークイベントとか増やしたことによって、前から仲良かった人達もいるんだけど新しい友達とかもたくさんできて。
奥田さん(以下)そうだね。
 で、DJとかもたくさんやるようになって、普通に会うのと夜中に会ったりするのと、また違ったりするじゃん?仲良くなれたり、1回で5回あったぐらいの感じになったりするじゃん。
 違いますよね、そうですよね!
 っていうのもあって、いろんな友達できたんですけど、その友達に教えてもらった音楽であったりとかいろんなことに関して今回かけていこうかなって思ってるんですけど!今日はちょっとね、ゲストがいるんですよ!!だからこんな長いんですけど(確かにいつもより早くはじまりました)長いノナコン。スペシャルノナコン。ということでね、今日はねはるばるドイツから「デン・バロン」ってアーティスト名でツヴェン!来てくれてるんですよね。スタジオに見に来てくれてます。ウェルカム!!ウェルカム・トゥ・トーキョー!!
ツヴェン(以下)センキュー。(かなり控えめ)
 あの(笑)ドイツの人は声が低いからね。マイクがちょっと遠めだったね。あの...<もうちょっとマイクに近づいてもらえる?声が...>
 <ああ、オッケー>
G ということでね。ツヴェンもほんとはただ見に来ただけだったんだけど、ちょっとスペシャルってことで。なんか喋ってもらおうかなぁと。
O 今かかってるのがデン・バロンのアルバムからの曲。
G そうだよね。日本でもね、クイーンス・レコード...<クイーンス・レコード?でいいんだよね?>
 <そうだよ!>
G クイーンス・レコードっていうインディーズのレーベルからデン・バロンの「ザ・サウンドトラック・オヴ・マイ・ライフ」<僕の人生のサウンドトラック>っていうアルバムが3月に出て、それでね、この前カジヒデキさんとライヴをデン・バロンがいっしょにやって、それでおれたち3人がDJしたってイベントが高円寺であったんですけど、その時にアコースティックライヴ..<アコースティックのライヴをやったんだよね>
 <そう。初めての...>
 東京で初めて...んぁ?
 いや、1番最初にライヴやった初めてと2回目が東京のここでライヴだったんだよ。
 あーそうだね。あの、ほんとはグライスシェットっていうグループがあってツヴェンはギタリストなんだよね。<ギターをやってるんだよね?>
 <そうそう(この後何言ってるのかわかりませんでした。すんません・涙)>
 だけど、そっちのバンドはライヴはたくさんやってるんだけど、ツヴェンはデン・バロンていう、まぁAIRとかコーネリアスみたいにひとりでデン・バロンで、家でデモテープ作ってそれをそのままCDに...カセットMTRで作ったデモテープをCDにして出してる、と。だからライヴはあんまりしてない。ということでね、いま後ろでかかってるのが、さっきも言ったんですけどそれですね。<いまツヴェンの曲がBGMで流れてるよ>
 <...うん。気づいてたけど....・笑>
 (笑)それはわかってる、と。そんなことぐらいはわかってるよって言われちゃった。
 シャイな人なんだよね。
 そうそうそう。昨日もね、ちょうどDJにも遊びに来てて...<昨日のぼくのDJ楽しんでくれた?>
 <うん!もちろん!!すごいショーだったよ>
 グレイトなショーだった、って。
 <君みたいなDJができる人ドイツにはいないよ!>
3人 (笑)
 そう。郷太みたいにね、語ったりはしないだろうね(笑)
 歌ったり踊ったりしない、と。(笑)そんなヤツはドイツにいないよ、と。
 いない!(笑)
 皮肉だったりしてね(笑)
 いや、すごい楽しんでた。
 ラヴ・パレード(ドイツであるテクノのお祭りみたいなやつ、ですよね?)にはいない。
 ラヴ・パレードにはいない。ということなんですけど、で、ちょうどこのツヴェンはおれたちの今度のアルバムに入るアマゾンて曲でコーラスを、この前...土曜日かな?してくれて...<レコーディング、楽しかった?>
 <楽しかったよ!!>
 それでコーラス入ってくれて、その曲でカジくんもベース弾いてくれることになって<あの曲のベースはカジくんなんだ>
 <うん。すごく嬉しいよ>
 誇りに思ってる、と言ってくれてるんですけれども!ツヴェンの曲は後でかけるとして、まずその前に!最近のもうひとりの重要人物、ユウ・ザ・ロックさん。
 キング・オヴ・ロック!
 <キング・オヴ・ロックのラッパー、ユウ・ザ・ロックさん。すごく有名なんだ。>あの...それで、ユウ・ザ・ロックさんに...「ユウ・ザ・ロックさん」て言うのもヘンだね(笑)ユウ・ザ・ロックに教えてもらった、というか気づかせてくれたいろんないいところを。ソウルとかラップのいいところを、僕もラップやって、その後またいろいろ聴いたりしてDJやる時にもかけたりしてた、この曲から聴いてもらおうかな。シュガーヒル・ギャングでラッパーズ・ディライト。

♪シュガーヒル・ギャング/ラッパーズ・ディライト

 はい、シュガーヒル・ギャングでラッパーズ・ディライトですけれども。これはオールドスクールのラップのベスト盤とか入ってたら1曲目に入ってる曲ですけど。
 1曲目だね。
 長嶋選手のようなね。(サラリと流されました・笑)
 ちょうどこれはシックの曲のね、グッド・タイムスですよね。それのサンプリングで。まだラップというのがいちばん最初に出てきたぐらいの...ヒット曲としてなりたつやつの初めてぐらいのね。ユウさんはよくデカいドラム缶みたいなラジカセを2ことかずっと持ってて、街歩きながら流したりしてて。ちょうど合宿来たときにこれの入ってるCDを何度もなんども聴いてて。この前ぼくが探してたら3枚「郷太がんばってるから!」ってくれて、これレコードでは持ってたんですけど、それくれたのがめっちゃ嬉しくて。日本のラッパーの人達もほとんど知らなかったんですけど、それも聴き始めるようになって「おもしろいのがあるなぁ」と思ったんですけど。でもやっぱこのシュガーヒル・ギャングとかは、もともと好きだったソウルとかにすごい近いし、曲自体は知ってはいたんだけど、ここまで真面目にというかさ、向き合って聴くのがなかったからユウさんに出会ってヒップ・ホップの面白さを教えてもらったというか。というところでデカい影響を受けたんですけど。それでまた、ユウ・ザ・ロックの曲も聴いてみようじゃないか、と。ユウさんはね、イベントとかいろんなラジオとかでもノーナの曲いままでもガンガンかけてくれてて、おれたちかけたことなかったから、みんなもね、ユウさんどんな風にやってるのかわかんないこともあると思うんで。次の曲はユウ・ザ・ロックさんの代表曲、聴いてもらいましょうか。スチャダラパーのシンコさんがトラック作った、これすっごい名曲だと思うんですけど。グラフィティ・ロック’98ってアルバムに入ってるダック・ロック・フィーバー。

♪ユウ・ザ・ロック/ダック・ロック・フィーバー

 はい。ユウ・ザ・ロックでダック・ロック・フィーバーってことですけどね。これ聴いてもらうとね、ラヴ・トゥギャザーとこの曲の雰囲気が合体していくと、DJ!DJ!になった感じがわかってもらえると思うんだ。ユウさんもこのグラフィティロック’98ってアルバムまでは、たぶんラップのこと知らない人が日本のジャパニーズ・ラップに対してもってるような、ちょっとこうハードなっていうかさ、ちょっとコワイかんじのイメージの番長格っていうかさ、代表者みたいなかんじだったんだけど。このアルバムからもっとソウルフルっていうか、まぁユウさんともこの前しゃべって「こういうのがやりたくなったんだ」ってことで、2年ぐらい前からこういうディスコ、ソウルにラップを...何て言うかな?ちょっとパーティっぽいっていうか、そういうかんじになってきてて。もうちょっと「ラヴ」について歌うというか。それがすごくこのダック・ロック・フィーバーは、シンコさんが作ったトラックでこういうかんじができている、と。
 あと合宿で、セッションしながらユウさんがラップして、おれらが演奏してる時にダック・ロック・フィーバーのリリックとかをすごい使ったりしてね。
 ダック・ロック・フィーバーだけじゃないんだよ。他のユウさんの曲を聴くと、やっぱりギターソロの手癖みたいな、たぶんラッパーってやっぱり
 枕詞じゃないけど。
 うん。自分のなんかこう、ね。ひとつの決まりっていうかさ。それがすごい出てきててね。
 楽しかったです。
 さっきのラッパーズ・デライトにもロッキン・トゥ・ザ・ビートって出てきてたね。
 うん。ノーナ・リーヴスのDJ!DJ!にもね。ユー・ドント・ストップ・ロッキン・トゥ・ザ・ビートってね。それも凄く楽しいなと思ってね。
 おもしろいところだよね。
 これも昨日ほんとはかけようと思ったんだけどね、かけそびれて。お返しなんですけど、また今度ユウさんのダック・ロック・フィーバーかけようかなと思ってるんですけれども!これでまぁ、ラップ・ヴァージョンというか、ユウ・ザ・ロックさんからのはこういう感じだった、ということで次はお待ちかねのデン・バロンについてトークしようかな、と思ってるんですけど。<日本のラップはどう?>
 <うん、すごくいいけど日本語だから歌詞がわからないんだよね(笑)でもいいかんじだよ!>
 でもドイツにもラップあるらしくて、すごい面白いって言ってたんだけど。
 ジャーマン・ラップね。凄い聴きたいって言ったら「買って送ってあげるよ」ってさっきツヴェンが言ってくれてて。
 <ジャーマン・ラップ聴いてみたいな。ドイツ語のラップすごく興味があるよ>
 <ほんと?ここで?ぼくはラップできないよ(笑)>
 <昨日ぼくに教えてくれたのはなんだっけ?えぇと、ファット・ピープル??>
 <ファット・○○○(?ドイツ語は全くわかりません・涙)ファット・ブレッドだね>
 なんかドイツ語で「太ったパン」ってグループがいるらしくて、それがすごい面白いラップをしてるって話で。教えてってそれの話を昨日かな?したりしたんですけど。それもまたね、ツヴェンが送ってきてくれたら、ここでかけようかななんて。ノナコンの誰かのスペシャルでね。ドイツ語のラップも聴いてみたい!ということなんですけど、じゃあまずデン・バロンの曲をきっちり聴いてもらいましょうか。これはね、デン・クラブっていって、デン・バロンのファンクラブのことなんだけど「ぼくのファンクラブができたらいいなぁ。きみが作るんだよ☆」っていうようなね、かわいい曲なんで聴いてみてください。デン・バロンでデン・クラブ。

♪デン・バロン/デン・クラブ

 はいはいはい。ということで、どうでしたかね?気に入ってもらえるんじゃないかな?ノーナ・リーヴスのファンとか。
 バッチリでしょ、これは。
 ちょうどサイドカーを、デン・バロンが3年ぐらい前に日本に来たときに渋谷のレコードショップで買ってくれて<サイドカーを渋谷で買ってくれたんだよね?>
 <うん。2年前だったね>
 <2年前か>そんで、それからアニメーションとかもずっと買ってくれて、なんかツヴェンの友達とか日本の音楽好きな人が多くて。誰かが来ては誰かの分も日本のCDをいっぱい買って帰って...
 今回もごっそり買ってたよね。
 んで、ツヴェンがぼくにメールをくれた。<メールくれたんだよね。1年くらい前だっけ?>
 <たぶんそれくらいじゃないかなぁ>
 去年の夏に「ぼくツヴェンっていうんですけれども、ドイツで....すごい好きだからCD出しませんか?」みたいな。でアプリコット・レコードっていうレコード会社はツヴェンの友達たちがやってるレコード会社で。そっから話がだんだん進んできて、それで他のメンバーも日本に来てくれたりして、それで会って...というかんじでドイツに行けることになった、と。という話なんですけどもね。知り合ってからデン・バロンが日本に来てくれたのは初めてで、けっこう遊んだね!
 そうだね!
 <カラオケ行ったよね!>
 <うん(笑)あと花火。ポリスがきちゃったよね(笑)>
 そう!カジくんとやったイベントのあと、公園でカメラマンの藤沢大祐さんて人が「花火やろうぜ!」っていって、いーっぱい花火買ってきたんだよ。打ち上げ花火とか。で、おれとアナンがさ、ピストルみたいな花火の<花火戦争をぼくと...>打ち合いして、ショットガンみたいに(笑)
 <郷太と郷太の弟がさ...>
 <うんうん(笑)>
 そんでボーン!ボーン!!って花火打ち上げてたら警察官が来て怒られちゃってね。まぁそれもまた子供みたいで面白かったけど。そのあとカラオケ行ったりしてね。ツヴェンに日本のカラオケの文化を見せよう!!ってことでね。
 ほんでね、ひどいことに「オマエ歌え!!」っておれも『長い夜』熱唱して(笑)
 (笑)ひどいことにってなんだよ!奥田が盛り上げてたよね。奥田は良かったよ。
 もう英語の歌オンリー。
 ピストルズ奥田歌ってね。あれは良かったよ。あと何歌ったっけ?奥田。
 あとはストーンズとかね。おれなりに盛り上げようとして。
 <奥田はセックス・ピストルズ歌ってたよね!いいシンガーだったでしょ?>
 <ああ!ジョニー・ロットンみたいだったよ!!>
 ジョニー・ロットンに似てたんだよ。
 似てた似てた!
 それでね、オレもTSUNAMIとか歌ったりして。日本のバラード紹介しようと思って。
 おれも日本のバラード紹介する意味だったんだよ。
G・K 『長い夜』
3人 (笑)
 ね!ということで、このあと最後までツヴェンさんにはお付き合いいただきまーす。

(というわけで、来週は小松スペシャル・コマスペです。お楽しみに!!)
 


 

==TODAY'S SONG LIST ============================
Sugarhill Gang/♪Rapper's Delight "Best of Sugarhill Gang"
You the Rock /♪Duck Rock Fever "Graffitirock '98"
Den Baron /♪Den Club "Soundtrack of my life"
★Gota's selection★
 
 

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