もの (material) にまつわる憶い出いろいろ
30歳以上は信用するな! (と、もう一度)
緊密な色面で構成されたイラストレーションとか、実はアコガレさんだったりするわけで。
ここ2週間ばかり業務の方で小さなピークを迎えていたので更新が滞ってました。ゴメン。
私が中心になって動いてる事もあって精神的/肉体的にちっと辛かったり、カタチになるのはまだしばらく先だったりもするけれど、モノづくりはやっぱり楽しいと実感する。創作にはいたって個人的にミクロでなければ成せないなものもあれば、周りの人や設備を巻き込まなければ創り出せないマクロなものもある。20世紀を過ぎた私たちにとって(少なくとも私にとっては)そのふたつはあくまで等価なものだと思う。こんな気持ちいいこと、どちらかだけにしておく手はない。で、今日はお疲れ休み。
ようやく自動車税の納付を済ませる。39,500えん也。うーむ、貧乏プロレタリアには辛いなあ。でもがんばる。その後うちのコにmuseさんちで購入したカーバッチを貼り付けてみたりしているとまたぞろツーリング欲が湧いてきたり。今度早起きできたら奥多摩の方に行きたいな。そういえば賞与が出たらフロントフェンダーの凹みも治さねば★
忘れものを……
とりにいくには、やや遠い。
あきらめるほど、遠くない。東本昌平『SS』(7)(8)を購入。
一台のクルマと一人の男が周囲のオヤジたちの心に次々と火を点けていく物語。だけどその火は、もしかしたら彼ら自身の中に埋め火として深々と残っていたものなのかもしれない。やがて彼らは深夜の箱根ターンパイクで催される、なんの報いも得ないタイムアタックの中でだんだんと男の貌を取り戻していく。ホントは未来に一片の救いも無いもしれないのに、いつかもしかしたら救われるのかもしれないと信じたくなる。見上げれば、公孫樹の葉が天使の羽のように舞い落ちる。
それにしても栗原センセの秘蔵っ子がAZ-1……じゃなくてRS200だったとは。
東本昌平って小林源文とか水玉螢之丞なみにニッチな印象があって、これまで出会う機会がなかったのだけど実にしっかりしたモノガタリを描ける作家さんだねぇ。
なんで今更(笑)。
(まー、でもゲーキャラは華があって好いねぇ)
へぇ、CG技術板なんてものがあったのか……初めて知った。
(表紙より移動)いきなし「あなたの画には魅力がない」とか言われるとさすがにちょっと落ち込むなぁ。
まぁそんなに落ち込んだわけでもないんだけど(笑)。
「魅力」ってコトバが少し強すぎて持て余してしまったって言うのはあるのかもしれない。ただ、ええっと、なんて言うんだろ。
私は私の色や言葉で、あなたになんらかのパルスやノイズを与えたいと思っていて。なかば暴力的に一方的に、あなたを賭けつづけている。だけど(だから!)それが空振りしたことを直に知らされると、自分の能力の至らなさにやっぱり少しく落ち込んでしまう。その時おぼえたのは指先がついに届かず空を切ったときの歯痒い思いだったのかな、と。映画や小説や漫画を語るように、わたしたちはこれらを思い返し、何度でも語ることができる。それはわたしたちの経験の外側からの問いかけな訳で、それについて考え、また、答えざるを得ないほど強い意味を含んでいるせいだ。時として自らの価値観を壊してしまうほどの、静かで強烈なメッセージとしての出合いがそうさせるのだ。
ゲームという舌っ足らずなシステムのなかで、"伝えるべきこと"と"伝わること"との距離にもがきながらもぶつかってくる"声"にわたしたちは"驚き"と"感動"を覚える。
(S.M.H.vol.1/佐藤肇)完全なコミュニケーションなんてものはどこにも有り得ない。からこそ、かくありたいと願う(中途半端だけどこの話題おしまい)。
ベルセルク(25)、BECK(15)購入。
前巻からなんだかファンタジー漫画みたいになってて(ファンタジー漫画です)ドキドキしたベルセルクだけど、成程こういうわけね。ちょっと安心した。でもクリフォトの方がよっぽど馴染みのある世界で落ち着いちゃうのはどうか。
この巻の見どころは巻末だなぁ。ベルセルク(26)の予告→森恒二『ホーリーランド』広告→技来静也『セスタス』広告→岩明均『ヘウレーカ』広告って。ヤングアニマル、こんなんばっかりかい。□いじめないでほっしーな(@ぷりんしゅー/須田さぎりさん) ……火曜日からがんばれ。
【祝:ゼイラムDVD化!】
万人にオススメできるかどうかはこのさい別として、私にとってはときどき無性に観たくなる作品。インスタントやきそばを食べたくなるようなもので。
とにかくめでたい。とてもめでたい。
こないだやってたカーグラTVがMOTO NAVI特集だったり、水曜どうでしょうDVD(原付ベトナム縦断編)を購入したりして、モーターサイクルもちょっといいなと思うこの頃。学生の頃は(世代の割に)周りにモーターサイクル海苔が結構いたってこともあってアコガレ自体は微熱のように綿々とあるんだけどねぇ。都市部でファンな速度生活を送るなら、自動車+モーターサイクル+自転車の八輪生活ってのがいちばんリアリティのある選択なのかなとも思うし。カワサキ 250TRとかモトグッチ ブレーヴァとかいいな(ルックスが)。
とはいえ私みたいな運動音痴には、どのみち無理な話なのだけど。五反田のダーバンにスーツを受け取りに行った帰途、あおい書店に寄る。各社文庫の夏の100冊が平積みされてて、もうそんな季節なんだねぇ。とにかく学生の本分は読書とバイトと恋愛なので、若者諸君は思う存分かまけて欲しいトコロ。
「夏の書店」というと個人的には阿倍野の旭屋書店が真っ先に思い浮かぶ。そこは路面電車の軌道に面した二階にあって。低い天井や隅の方に押し込められた文庫コーナーとか、洗練や快適とは対極のようでいて、だけどその雑踏や渾沌こそが書店のあるべき姿のようにも思わせる、独特な空気が大好きだった(今は別の書店になってます)。買い置き本がけっこうスタックされてしまってるので、今回はなるたけ文庫の棚は目に入れないようにしてコミックスコーナーに直行。
●佐渡川準『無敵看板娘(4)』
ガサツで暴力的で殺伐としたご町内スラップスティック。こういう作品が掲載されてるからチャンピオンはステキだ。いやまじで。
●小箱とたん『スケッチブック(1)』
店頭ではじめて知った(出版社も……)。POPが付いてたのと何となくピンと来たので購入。開封してみてはじめて4コマだったことを知る(笑)。あ、なんかいいね。ちょっと得した気分。(……えー、ついでにカミングアウトするとあずまんが大王もまだ読んだことないです)あとは『闇のイージス(12)』と『いでじゅう!(1)』を購入。衛藤ヒロユキ『がじぇっと(1)』は買い忘れ。『いでじゅう!(3)』は置いてなかった。ひゃあ、売り切れ?