小松さん(以下K)はい、さて今週は2000年1発目ということで、3人が1曲ずつ選曲してみました!
郷太さん(以下G)はーい。
奥田さん(以下O)はいはい。
G まずは俺ですね。…オレ オレだよ!俺!!
「プルルルルル……オレ!」
K あー、それね。いちばん嫌な、ね!「誰だよ!!」みたいなね。(笑)
G 「プルルルルル…ガチャ、俺です!!」(笑) K 「俺です。」みたいなね。(笑)
G あの、郷太です。ボーカルです。これはね、2000年1発目にまったく関係ないんですけれども。「好きな歌」ということで。あのね、僕エイス・ワンダーっていうグループが凄い好きで。
K かわいい、かったですねぇ。
G パッツィー・ケンジットっていうボーカル、これがね、僕のある意味セックスシンボルでしたね。
K・O ほぉー。 K でもね、それわかりますよ。 G むっちゃかわいかったんだよ。
K 僕、何枚も持ってましたよ。 G でも、今ではもうオアシスのリアムの奥さん。K あ、そうなんだ。
O へぇー。 G そうなんだよ。 K 年いくつ?
G 俺が12くらいの時に18ぐらいでデビューしたから、今32くらいだよ。きっと。 K え?リアムってそんな…。
G リアムはたぶん俺より2コ上くらい。 K あ、じゃあ年上の奥さんなんだ。
G 年上なの。で、たぶんリアムもめっちゃ憧れてたんだよ。 K あー、そうだよねぇ。うん。
G このね、ステイ・ウィズ・ミーって曲で。ま、ノーナのステイ・ウィズ・ミーはここからとったんですけれども。とるほどのタイトルでもないんだけれども。(笑)
ステイ・ウィズ・ミーって。
O まぁ、ね。アイ・ラヴ・ユーみたいなもんだからね。(笑) K そだね。
G これはね。社長の田中さんに、事務所のね。フライデーナイトが8曲できてて。1曲、最後に作ったのがステイ・ウィズ・ミーなんだけど、「ステイ・ウィズ・ミーみたいな曲、書きなよ」って
K さいきん?じゃなくて? G 9月ごろ。
K あ、ナルホドね!ステイ・ウィズ・ミーができる前にエイス・ワンダーのステイ・ウィズ・ミーみたいな。
G みたいな曲を、郷太くんの曲で聴きたいなぁ、と。んで、別にステイ・ウィズ・ミーには似てないんだけどそれからあの歌つくったんですよ。さぁーっと。
K ムズカシイね。ステイ・ウィズ・ミー、ステイ・ウィズ・ミーってどっちのステイ・ウィズ・ミーの話だか…。
G いやいや。だからその、ね。エイス・ワンダーのこのステイ・ウィズ・ミーはね、ものすごい、いい歌なんだよ。ただね、俺もエイス・ワンダーで好きなの実はこの歌だけなんだよ。だけど、ものすごいかわいかった。
K んー。かわいかったよね! G 森の中で追っかけられるんだよ。アニキがまたさえないヤツでさ!!エイス・ワンダーってグループでさ。女の子1人だったんだよ。(感慨深げ)
K よりひきたってたましたね。 G あのパッツィーのかわいさったらなかったね! K ないッスねー。あのちょっと肩だしたかんじでね。
G かわいかったー。(おそらく遠くを見つめる目)
G かわいかったけども、この曲だけなんだよね!好きなの。(笑)でも、聴いてほしい!エイス・ワンダーでステイ・ウィズ・ミー!!
♪ステイ・ウィズ・ミー/エイス・ワンダー
G はいはーい。エイス・ワンダーでステイ・ウィズ・ミーでした!
K いま聴くと、微妙にあれですね、ダイアナ・ロスみたいな声してますね。 G・O あー。
G そうですね。……パッツィー。かわいいなぁ!! K かわいいねぇ。 O ねー。
G これはねぇ、さっきもちょっと曲ききながら言ってたんですけど。筒美京平さんにつながるような。出だしから歌いはじめて、最後まで歌える。
O リフとかもふくめて歌えるような。
G うん。で、ぼくもやっぱりそういうのが好きで。バッド・ガールとかもそうだと思うんですけれども。
出だしから覚えられるって、やっぱりいいと思うんですよね。この歌もね、なんかもう、ずーっとこうメロディーで追っていけるかんじがあってね。
K はいはい。 G それが凄い「いいな」と。思うわけですよ! O なるほど。
G でも今日はね、大林宣彦監督、いますよねぇ。言ってましたけども。男よりも、女には。というか少女には、ものすごい「旬」というものがあるんだ、と。
K あー、ありますね!ほぉーおーおー。(なぜか、いたく感心している)
G 少女が輝くとき。『ふたり』の石田ひかり、ね。『彼のオートバイ彼女の島』の原田貴和子。 O ふんふん。ふふっ(ふくみ笑い)
G いろいろありますよ!『転校生』の小林聡美。ね、書いてあった!アサゲー(註:朝日芸能、たぶん…)に!!
K ほー。 O (笑)アサゲー情報なんだ。それ。(爆笑)
G そう!アサゲー情報!!アサゲーに書いてあった、大林宣彦の…
K (すかさず)じゃあ、言われた人は「あの時がおまえの旬だったぞ」って言われたような…
G いやいやいや!違うちがう。何回も旬くるかも知れんけど、やっぱり少女でずっといられるわけはないじゃないですか。ただ!ずっといられるわけじゃあないけど、その時期の水みずしい輝きを作品…フィルムであったり…なんか、「写真に撮っていれば!」ですよ!!なんでもいいですけれども。それを残しておくのもいいじゃないですか。それは年相応の良さはあるけれども。このエイス・ワンダーのステイ・ウィズ・ミーはパッツィーの全て!輝きがね、ぜんぶ真空パックされてるんだよね。
O あー、そういうかんじあるよね、すごい。 K あの写真含めてそうですね!
G あー!かわいかったなぁ!!(郷太青年、青春懐古)
K 一般人がなんか「私の記念に」みたいなかんじで脱いだの一時はやったじゃないですか G・O(笑)
K あれは微妙でしたよね。「私の旬な時を撮っておきたい!」みたいな。ありますよね。(笑)
G まーまー。そんなこともありますけども。まぁ、でもこのステイ・ウィズ・ミーは好きだ!という話でした。こんな歌を作りたい、と。はい。
K これはいい曲ですよ。 O いいよね。
O で、次の曲なんですけど。ぼく奥田が選曲しました。とりあえず、曲から聴いてもらいましょうか。エリオット・ケンドールでエヴリバディズ・ワールド。
♪エヴリバディズ・ワールド/エリオット・ケンドール
O はい、エリオット・ケンドールでエヴリバディズ・ワールドを聴いてもらいました!いいよねぇ。 G これ、今の人なんでしょ?
O 今の人なんですよ、これ。あのね、ぼくの友達で寺村くんて人がいて。 G 寺村くん!寺村くん、聞いてるー?
O 聞いてると思うよ。さっき電話したから。 G ホント?
O その人がね、エムレコードっていう再発系のレーベルで働いていて。 K はいはい。ありますね。 G うん。
O そっから出してる人なんだけど。そのエリオット・ケンドールって人自身が、デルファイ(?)ってレーベルあるじゃない?デルファイの社員っていうかね、そこの商品管理をやってる人らしくて。
K・G へぇえ。 O その人が片手間で作った… K なるほどね。 G かたてま。
K それにしちゃあ、ずいぶん精巧ですよね、これはね。 O すごいよね。 G かっこいいね。
O そう、だからね。ほんと寺村くんにも出してほしいなって思って、僕も。
G (笑)逆に!後ろにいるタロウさんにも出してもらいたいね!(笑)みんなだそう!!
3人(笑) G へー、エリオット・ケンドール。なんか流行りそうだね、微妙にね。
O なんか流行ってるんじゃないですかね。向こうの方とかで。これもらったんだけどね。すごい良くて、びっくりして。
K これシングルですか? O これはね7インチシングルですね。アルバムとかもね、もしできてたら聴いてみたいんだけど。
G エイス・ワンダーについて熱く語ったのが恥ずかしくなってきた(照笑) O なんで? G いやいや。そんなこともないけど。(笑)
K いい曲にはね、優劣はないですね。 G (笑)わかりました。はい。
K ということでじゃあ、次いきましょうかね。僕の場合はこれ、自分の中ではかなり定番で毎回かけてる曲なんですよね。
G (笑)何回も聴いてますね。これ。 K はーい。じゃ、いきましょうかね。もう、年始一発目ということでね。
G これ、でも僕がエイス・ワンダー/ステイ・ウィズ・ミーで、奥田エリオット・ケンドールで、小松がこれっていうのはなんかこう、ラインが見えますね。
K ありますね。ま、一発目はとりあえずね、ガツンと自分の中でも聴きたかったということで。いきましょうかね。シャイ・ライツです。
♪トゥー・グッド・トゥー・ビー・フォゴトゥン/シャイ・ライツ
K はいはいはい。シャイライツでトゥー・グッド・トゥー・ビー・フォゴトゥンでした。シャイ・ライツは…なんていうのかな、僕はこの曲いちばん好きなんですけど。ほぼ限られてるんですよね、この人たちも。旬が何曲か、と。
G ほかに代表曲なにがあったの?
K えーとストーンド・アウト・オヴ・マイ・マインドと。あとね、僕が好きなのは24アワーズ・オヴ・サッドネスとか、ね。いろいろちょこちょこあったりとか。あと、あれもありますね。ポール・ヤングがカヴァーした…
G オー・ガール。 K とかね、ありますね。ま、アップテンポでいいかんじの曲は、これがいちばん、と。
G なーるほどね。これ奇しくもステイ・ウィズ・ミーが80年代でエヴリバディズ・ワールド90年代。トゥー・グッド・トゥー・ビー・フォゴトゥンが、70年代。こうやって聴くと時代もよくわかんないね。
K そうですね。っていうか、あんまり時代がわかんないのが好きなのかも知れない。というのはありますよね。 O それはある。
G やっぱりでも60年代と80年代って似てるよね。 K・O あー、似てる似てる。
G あー、やっぱり。で、70年代と90年代は似てるよね。 K 似てますね。 O うん。
G だからやっぱりオレは80年代と00年代も似てると思うんだよね。あー!!そう!これね、聞きたいんだけど オヤジに聞いてあいつ英語の先生なのにわかんなかったんだけどさ。ナインティーズとかあるじゃん?エイティーズとか。(中略)トゥエンティーズまではわかるんだよ。20’sたとえば「フィッツジェラルドの時代」とかいうじゃん。10年代と00、1900年代のことって外人なんて言ってるの?
K うぇえ? G っていうか、今からの2000年の00から10の間ってなんて呼ぶの?90’sみたいな言い方はないの?
(…沈黙…)
3人(笑) K 微妙に、ね。わかんないっすよ、それ。
G これね、例えばさ、ブロードウェイとかの「ボードビル系の20’sの音楽を基調にして」とかさ。ま、「50’sのロカビリーが」とかいうじゃん!
K ありますね! G これ、知ってる人いたら教えてくださいよ。
K ということでFAX番号は03−5269−1139。それ、ぜひ教えてほしいですね。
(このあとも、ある意味Y2Kのギモンについて誰もゴールを知らないトークが続く)
K 来週は、ひさびさ郷太スペシャル「ゴウスペ」です。どんな選曲をするのか、おたのしみにー!!
O ダイヤルはそのまま!ステイ・チューン!!(←奥田さんが言うところがポイントです)
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